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情熱が人を変える、組織を変える

マリノスユースの記事を見て、やはり思うところはあった。

育成年代トップカテゴリーでも同じ高校生。

自分が普段教えているチームの選手たちと同じような課題は発生しうるのだな、と。

現代の選手たちは親に与えてもらうことのほうが多い環境なのかもしれないとは思っている。

小学生の頃から1週間のスケジュールはパンパンで、塾や英語、スイミングに書道。それからスポーツで埋め尽くされている。

そこには自らの主体性はなく、おそらく「親が大事だと思うから提供している」が殆どだろう。

スポーツはその子自身がやりたいことのほうが多い可能性はあるけれども。

で、結局サービス側の塾やスイミングなんかは、とにかく提供しないと商売として成り立たないので、教えまくる。

『こうしたほうがいいよ!これはポイントだよ!』

『やっといたほうが絶対いい!』

教えることに否定的ではない、むしろそこに関しては賛成だ。

自分のやれることの引き出しを開けてみた時に、ボールペン1本しかないのでは自由に!と言われても描けない。

クレヨンあるよ、絵の具あるよ、こういう技法があるよ

選択肢は多いほうがいい。だから絶対教えたほうがいい。

ただ、そこにプラスで選手たちには伝えなければならないのだ。

『で、何を選ぶの?』

どの色を使って、どの技法で、自分を表現するのか?

それが結局主体性だ。自分がどうありたいか。

教わるだけで終わるのではなく、それを自分のものへと昇華させる。ギラギラさせる。

ひとりの情熱が、自分を変える。その姿を見て周りが変わっていく。

常にその先へ行くための情熱がチームには絶対必要なのだ。

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バコチ@ゴール前コーチ
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