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今、千葉ジェッツに足りないもの

ただ1人のブースターに過ぎない私が、なぜ今こんなことを書いているかといわれると、そこまで理由がありません。

はじめまして、ソニックブーマーといいます。

今年は結構La La arena TOKYO-BAYに観戦をしに行かせていただいております。

りそなグループ B.LEAGUE ALL★STAR GAME Weekend 2025 in Funabashi


今年、千葉ジェッツの目玉は何といってもNBAから日本へ挑戦の場を移した”渡邊雄太”です。
そのほかにも船橋アリーナから勝負の場を新本拠地La La arena TOKYO-BAYに移したり、チームの顔でキャプテン富樫勇樹の4年契約など、オフシーズンの注目の的だった千葉ジェッツ。

B.LEAGUE界でこれほどまでに話題の中心だったチームなので、やはり戦力も強大で”獲れるタイトルはすべて獲る”と池内GMはじめ千葉ジェッツの口癖となりました。

プレシーズンでSR渋谷に負けたものの、開幕ゲームはOTの末、宇都宮に勝ちました。続く、GAME.2で悲劇の出来事が起きました。それは渡邊雄太のけがです。ただチームの団結が生まれたのか、快勝でした。

vs SR渋谷(HOTEL FLORA PRESEASON GAME2024)
vs 宇都宮BREX(GAME.1)

翌週、vs茨城ロボッツ戦
GAME.1は1Qからエンジン全開で終わってみれば24点差の大勝。茨城ロボッツ相手だと接戦になりやすい千葉ジェッツらしからぬ勝利でした。
が、GAME.2は前日と違い8点差で負け。

この負けでふと気になったことがありました。
今年のロスターが豪華なのは素晴らしいことだが、余裕をかまして意外と負けるのでは??
ただ、この時はまだ序章に過ぎず、この後にくる悲劇は想像すらしていませんでした。

茨城戦のGAME.2は負けたものの千葉ジェッツは連勝街道で京都・佐賀・長崎相手に5連勝。
続く秋田のGAME.1も接戦ではあったものの連勝を6つにしました。

vs 京都(GAME.2)

秋田戦のGAME.2は敗戦。
ただまだ2敗目。負ける時もそりゃあるし、負けた時は3ptガチャが外れてる。この試合も同様で3pt成功率は10.3%。
そりゃ負けますね。

そこから気持ちを入れ替えて臨んだ群馬戦
辻選手の3pt祭りがありかなりの接戦になった。群馬の2桁得点は4選手を数える中、われらがキャプテン富樫勇樹が26得点。3ptは6/11で54.5%。
しっかりとこの試合をものにし、そこから5連勝を数えた。
琉球戦では渡邊雄太が帰ってきた。

vs 群馬(Wednesday Night GAME)

その琉球戦、GAME.2。
またもや悲劇が起きた。
D.Jホグがけがをした。そこから戻ってくるまでに相当の時間がかかることを誰も予期しなかった。
琉球戦は連勝したものの、やはりホグのけがは痛かった。

12/4 天皇杯3次ラウンド vsFE名古屋
試合には勝利をした。

vs FE名古屋(天皇杯3次ラウンド)

ただ、欠けてはいけない選手のパフォーマンスが明らかにおかしかった。
プレータイムも19分32秒

そう、その選手はジョン・ムーニー。
彼は千葉ジェッツの屋台骨だ。彼と富樫の2メンがあればどんな相手にだって立ち向かえる、いわば”顔”だ。

今シーズンのロスターの中で一番重要といっても過言ではない選手の離脱がかなり痛かった。
今シーズンはここまでの巨大な戦力を確保しておきながら”大勝”と呼ばれる試合はごくわずかしかない。
たしかに”B1”の戦力が均衡してるのかもしれないが、それでもここまで大勝がないシーズンは昨シーズンみたいだった。


ホグとムーニーを欠いた千葉ジェッツはここから苦戦を強いられることになる。
続く三遠ネオフェニックス戦だ。
今シーズン初の2連敗。試合内容は悪くはなかったが、インサイドの対策が皆無。やられすぎた。

ここでさすがに補強をした。それはジョナサン・ウィリアムズ(通称J3)。
ただもちろんピュアセンターではないし、連携が全く取れていないので水曜ナイトゲームの越谷戦は薄氷の勝利。群馬戦のGAME.2はボコボコと言われていい負けっぷりで、状況はかなりまずいところになった。ちなみにLa La arena TOKYO-BAYでは初めて負けた。

続く仙台には水曜ナイトゲームで負けた。
状況はまずく、大阪戦では1勝1敗。島根に連敗。北海道と越谷に1勝1敗。
この期間には天皇杯の準々決勝がありアルバルク東京との戦いもあった。
もちろん当然のように負けた。

vs 仙台89(Wednesday Night GAME)

オールスターブレイクがあり、オールスター明けのFE名古屋戦ではホグが復調して久しぶりの同一カード2連勝。

そして昨日(1/29)の宇都宮戦。
開幕以来の宇都宮戦だった。
3Qまで手に汗を握る展開だったが、4Qで一気にランを許しあっけなく負けた。


これが今シーズンのいままでの出来事だ。
これを振り返って、今何が足りないかを考えたいと思う。

まず第一に昨シーズンできていた”スモールラインナップ”でいかに試合を作るかだ。
ムーニーとホグが欠場したのは悪夢だが、いい練習だったと思う。きっとこの先も”スモールラインナップ”で戦わなきゃいけない時が来ると思う。
昨シーズンもムーニーが出れないときにスモールラインナップで戦っていたし、戦えていた。
今の千葉ジェッツはインサイドがウィークポイント過ぎる。個々の改善は急務だ。

次に、ベンチワークだと思う。
去年のやり方を踏襲しろ。とは言わない。
が、タイムアウトを使わなさすぎる。特に最近の試合でもそうだった。
なぜ4Qもっと早い時間でタイムアウトを取らなかったのか。理解ができない。
X(旧Twitter)でも書いたが、残り1つであればオフィシャルタイムアウトがまもなくだったのでしょうがなかっただろう。
ただ、実際は3つ残っていた。4Q 残り5:51のタイミングでとってよかったと思う。
結局この試合も1つ残して18点も差をつけられて負けた。

今シーズンのベンチワークは特に酷い。
前半戦を振り返って大勝がなかったと書いたが、流れを切るためのタイムアウトをほぼ取らないできた。
後半、痛いところをつけられて薄氷の勝利が多かったのはそこだし、それで勢いをつけられて、GAME.2に負けることもしばしば。
個々の改善を急いでほしい。そうしなければ、CSに出たとしてもすぐに負けるだろう。なんなら、このままいくとCSに出れるかすら怪しい。

最後にフレックスオフェンスだ。
直近の試合では味変程度しか使わなくなったが、フレックスオフェンスをするために時間を無駄にして、タフショットになる。という展開を死ぬほど見てきた。
千葉ジェッツのオフェンスはビッグマンと富樫のピックからだし、ホーンズから始めたほうがアーリーオフェンスで試合のテンポを上げやすい。
千葉ジェッツのオフェンスはテンポがいいときのほうがうまくいくことが多いので、フレックスオフェンスで時間を無駄に消費するのは自ら負けにいく行為に等しい。

スモールラインナップ時のディフェンスと、アーリーオフェンス、流れを切るためのタイムアウトや選手交代だけで大幅な改善ができると思う。


最後にこんなことを書いても、またどうせ応援をしています。
すべて獲ると言い切った今シーズン。天皇杯はすでに獲れないことが確定したし、地区優勝だってもう難しいと思っている。

ただ、B.LEAGUE Championになってくれればいい。
応援しています。 
Go Jet’s!


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