遠藤遼一の歌詞分析

遠藤遼一 『needle』と言う歌詞に

ただいま、記述されている短歌、詩文、詩歌。現代詩と考える。

ーウォーホール左派謹製ー

『needle』ー遠藤遼一ー

暗闇に非情の炎
赤くそびえる平等
つぼみを狩り取る巨大な手
伝わるは くるまれた虚報

Thread the needle

渡れない弱者 見えぬ川
嘲りと冷笑 付きまとう影
自由 貧困の溝を深め
伝わるは 身を守るプロパガンダ

Thread the needle

巨大な記念碑の影に 暗い墓標が転がる
犠牲は 移りゆく思想よりも かるい

Thread the needle

壁をくずして 理想を築く
はみだすカモメ 雨に打たれ
壁の向こうに目指す家がある
羽を持つ意識 引き止める鎖

Thread the needle

壁をくずして 理想を築く
どこを向いても雨に打たれる

Thread the needle

❶現在書かれていると言う意味で言説、詩歌、短歌、俳句、
自由詩を『現代詩』と呼びたい。

❷needleでキラリと光る言の葉。

赤くそびえる平等。共産主義国家と捉えるが、
古事記には人草、もろもろの民、庶民、民草との記述。

巨大な記念碑の影に、暗い墓碑が転がる。ガラスと鉄筋と
コンクリートの超高層ビル。

渡れない弱者。彼岸と此岸を行き来出来ない人。
彼岸から情報を得て此岸で発表すれば良いのに。

見えぬ川。ルビコン川。結構重要で運命的な決断を降し
渡らなければならないルビコン。科学技術。賽は投げ続け
られている。それに追いつけない心。

引き金は 移り行く思想よりもかるい。有り体な意味で無く
平和工作の言説を考えたくなるフレーズです。

遠藤遼一氏は射手座生まれ彼の詩作、思索は哲学だった。
これで彼の詩作のテリトリーの広さ深さが理解できる様に
思われた。

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