『八本脚の蝶』をゆっくり読む - 6

2001年6月21日

エルメスのバーキンとケリーという鞄について。まずもって全く縁の無いものであるため、適当にググった時の一番上の記事を読んでみる。

「ケリー」はもともと「サックアクロア」というバッグでした。サックアクロアは”乗馬サドル”を収納するバッグとして、1936年に発売されました。

この日の日記の一番最後に乗馬鞭が出てくるのだが、繋りがちゃんとあることに驚いた。エルメスの wiki を読んでみると、元々の会社の始まりが馬具工房だったという歴史があるようだ。

バーキンとは別に、ケリーという名前も日記に出てくる。これについては上記の「違いを解説」サイトで紹介されており、両方ともエルメスのバッグであるようだ。この二つの見分け方の記事が存在する程には似ているものらしく、分かりやすい見分け方としては持つところ(ハンドル)がバーキンは二本でケリーは一本らしい。内縫いのケリーがなんとなく一番好きです。
 上の記事では、ケリーは元が「乗馬サドル」入れで、バーキンは「馬の鞍」を入れるためのものと書いてあるのだが、この二つは何か違うのだろうか。少し調べたが分からなかった。鞍と書いた方がより古いものという感じはする。

これからの人生でもしエルメスのケリーやバーキンを見る時がくれば、あれは乗馬サドルを入れるために作られた鞄が元になっているんだと考えることができるようになった。


買うか買わないか悶々とすることが、買うことと同じくらい好きだ。

私の場合は全く考えずに欲しいと思ったものを衝動買いしてしまうことがとても多かった。そのため、クレカの支払いなどで痛い目を見たことがある。今も過去の自分の負債に追われていて、お金が無い。収入源を増やそうといろいろ考えてみたのだが、そう簡単に行くものではなかったので、逆にお金を極限まで使わない方向に舵を取ることにした。どれだけ月の出費を減らせるかに楽しさを見出そうとしている。この中で、「買うか買わないか」ということを考えることが増えてきているので、この面白さというのも見出していきたい。


2001年の日記の話ではあるが、エルメスでは260万円のバーキン・20万円のごみ箱・2万2千円の乗馬鞭が売っているそうだ。最初に読んだ時には、乗馬鞭という存在があまりにも異質であったが、上でエルメスというのが元は馬具工房であったということを学んだことによって、この話の流れで出てきてもおかしくない物になった。この中のどれかひとつを買うとしたら、20万円のごみ箱が一番欲しい。


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