『八本脚の蝶』をゆっくり読む - 3

2001年6月18日

画像1

画像は上記公式サイトより。

画像2

こちらの画像も上記引用記事より。アノマロカリスについては折角の機会ということで色々読んだので、おもしろかった記事を一つ貼っておく。この記事では古生代カンブリア紀における海での「生命史上最初の“覇者”」というような表現をされている。ただし、他にも「現生のエビの柔らかい殻すら噛み砕くことができない」としている研究成果もあるようだった。

この日の日記では、普段の生活では聞き慣れない「スーパードルフィー」と「アノマロカリス」という二つの単語が飛び込んでくる。画像で並べてみると、ここ以外にこの世で並んだことがあるのだろうか、というような組み合わせだ。この日記を読む内にいつのまにか気にならなくなっていたが、改めて変な組み合わせだと思う。
 思えば、こういった不思議な組み合わせを当たり前のように並べているあたり、この日記が始まる以前から彼女の部屋の中は他の人から見れば混沌であったに違いない。逆に、海洋生物と球体人形を並べて語る人がいるとすれば、その人は奥歯さんの影響を受けている可能性が高いだろう。

この日の日記はこの二つに関する説明と、欲しいながらも購入に至らなかった理由だけが書かれている。買わない理由をこのようにはっきりと文章化して日記とする程には、購入行動というものが深く彼女の生活に根付いていたことが分かる。この三日間の日記を振り返ると全部購入が関係していることに気が付いた。

最後に出てくる「SDカタログ」というのは、スーパードルフィーの公式ページでもこの略称を使っていることから「スーパードルフィーカタログ」を指すと思われる。


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