倒産件数がヤヴァいことに!
大竹です。
東京商工リサーチによると、
24年5月の倒産件数は1009件。
なんと11年ぶりに月間倒産件数が
1000件を超えました。
https://www.tsr-net.co.jp/news/status/detail/1198647_1610.html
日経平均株価の盛況とはウラハラに、
中小企業の経営環境は厳しくなる一方です。
ところで、
倒産企業のうち、利益が出ているのに
倒産してしまう、いわゆる
【黒字倒産】の割合
ってどのぐらいかご存じですか?
なんと、約50%。
利益が出ているのに、
倒産してしまう会社が半分ぐらいある
なんて、信じられます?
じゃあ、利益が出てるかどうかなんて、
何の安心材料にもならないじゃん!
そうなんです。
利益だけを見て経営するのは、
とっても危険です。
ちなみにもっと危険なのは、
【売上】だけを見て経営すること。
倒産企業のうち、前年比売上増の
会社は約40%。
売上は一番わかりやすいし、
把握しやすいので、
数字が苦手だという社長でも
チェックしていることが多いです。
だけど、これが落とし穴になって
しまうんですよね。
なぜか?
売上が上がるときって、
おカネが先に出ていくことが多いからです。
売上アップのために、
広告打ちます!
求人広告、打ちます!
社員を増員します!
オフィスを拡大します!
在庫を先に仕入れます!
これに、
【借入による資金増】が加わると、
もう資金繰りはカオスです。
一見増えているように見えて、
実際は出血多量の重体患者に輸血しただけ。
だから、
資金繰り表が必要になるんですよね。
資金繰りは、税理士はまず見てくれないし、
社内の経理も頼まなければやってくれません。
自分の会社の資金の動きを、
誰が管理しているのか?
その人はどんな基準で、
資金繰りが良好なのかマズい状況なのかを
判断するのか。
まずはちゃんと確認しておく
必要がありますね。
それではまた!