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「役に立とう」「貢献しよう」「この場に留まろう」とするのは、もうやめよう。(2021年6月26日(土))


自分が○○というニッチな世界の愛好家でもない限り、「○○の愛好家(だけ)にものすごくよろこばれる高品質なもの」をつくる仕事はやめたほうがいいと、とある方に教わったとする糸井重里さんの話。これをきいて、うわぁーと思った朝です。

私がずっとやってきたこと、志向してきたこと、そして「自分の今後の方向性はなんだろう」と考えた時にうっかり見ていた方向は、いずれもそれだったなぁと、何十年ものあいだうっかりし続けてきていた自分に初めて気づいて、本当にびっくりしたのでした。

誰でもいいから私を尊敬してくれよと、私は思っていたのかもしれない(あぶない、あぶない)。

糸井さんはこのほかに、「自分のことが好きな人だけが集まる場をつくるのも違う」「野球場のように、野球をまともに見てないような人をも集める、そういう場がいい」ということもおっしゃっていて、

そういう野球場のような場にいられたら、閉じた世界の中で自分の思い通りにならない人に「お前はこの場の算盤を穢す者だ」「お前が存在するせいで、俺はここにいられない」なんていう、びっくりするような呪いの言葉を吐く/吐かれることは無くなるんだろうなとも思ったのでした。

#エッセイ #日記 #memento

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