BLEACH新作読切すごかったね〜という話
いよいよ今週末からBLEACHの原画展が始まると言うことでなんか書こうかな〜と思ったら新作読切の時の書き散らしを下書きのまま公開してなかったことに気がつきました。何故…………。いっぱい書いたので供養も込めて公開しておこうかと思います。
※以下の書き散らしは多分ジャンプ(8/10発売)読んだ1週間後くらいのテンションのやつです。
BLEACH新作読切を読み、あまりのことにキャパオーバーを起こしてひっくり返っていたのですが、ちゃんと自分の感情を書き記しておかないとなあと思い、今更だけど寝かせてた書き散らしを残しておきます。
いい加減、みなさまの感想や考察を拝読したいので……。
簡単に自己紹介しておきますと、多感な時期に尸魂界篇をめいっぱい浴びてすくすく育ってしまった世代の者です。あんなに美しい言葉を読んで育ったはずなのに、日本語が未だに上手く使いこなせません(自己紹介おわり)。
感情の列挙(Twitterでやれゾーン)
※あまりにも長いので申し訳程度に区切りました。
・幼少期の思い出みたいな語り口調から入っているのに、もう不穏。一護は「死んでよかったんだ」という言い方は幼少期でもしなさそうなので、一勇視点?
・コンが織姫のこと「母ちゃん」呼びしてすっかりお目付け役みたいになっていて、時の流れを感じる……黒崎家の一員じゃん……
・一勇のこの勢いが織姫のそれで完全に遺伝〜!!!
・宙に浮くギョロ目に歯のはえた入口、1000%ヤバい入口だしそこにいるみんなも絶対ヤバいやつでしょう、地獄の門か?
・一苺の生意気キッズムーブちょうかわいいし完全に両名の遺伝。クソガキ口調なのに恋次の呼び方は「父様」でお育ちの良さが見えちゃうところもかわいい
・両親が隊長と副隊長だしなんなら母は四大貴族なので、ひょっとすると本当に「クソガキ」と呼ぶのは一角だけかもしれない、ひとまず寂しい思いをしていなさそうなので良かった
・一勇といい一苺といい、次世代たちが久保帯人先生特有のコミカルテンポでやり取りしているのうれしいな
・一勇を意識しているのもかわいい、男女ライバル好き、もちろん初恋的なアレでも良いのですが
・チカさんきれいだね……びっくりした……
・ここのページの下枠とマユリ様の発言を受けて「ひい〜〜〜」って言ってるところが墨で仕切られてるんですが、なんかこの間に世界切り取られたり能力的なもの発動したりしてます?(単に場面転換の手法?)
・「他にお客さんいないの知ってて…」って言ってるから端でひとりで食べているのきっと雨竜だよね……今日は友達と予定が合ったんだね……(泣きポイント)
・水色の鋭利さが令和も健在で何より
・ルキアーーーーーー!!!!!!!!!!!サイドテール姿も大変麗しくて泣いた(好きだ…………)
・「織姫は?」って呼び方もその後の関係性を感じて良いな
・ルキアが恋次の伝令神機を取るわけでなく恋次の手ごと操作してるさまに、感情が爆発した
・「妻1人に家事をやらせる夫!……」この表現がBLEACHで出てきてちょっとびっくり
・マユリ様変わらず輝いていて最高……ところで眠八號は元気ですか?(個人の感想)
・勇音さんとはなたろもいる〜〜助かる(心が)……はなたろ元気そうでよかった〜
・マユリ様かっけぇ〜となる一苺……わかるよ……キッズは怖がるか大ウケか二極化するよねあのフォルム
・新キャラ最高なんだが!!!??(輪堂与ウさん)こんなん好きになっちゃうでしょポイントがフル装備のキャラ、ありがたくも心臓に悪い
・七番隊、射場さんこんな怖そ〜なのに「(副隊長は)動物と遊んでらっしゃいましたよ!」ときゃっきゃしながらすれ違いざまに報告することが許されているので、職場の働きやすさを感じる
・ひ、日番谷ーーーーーーーーーー!!!!!!!!!(泣)(好き)(ありがとう)存在が確認できれば良い……どうか息災であれ
・またまた新キャラ!(八々原熊如ちゃん)セーラー襟の隊服初では?かわいい!全体的にギャル(※イメージ)ってところに拭い切れぬ現世との隔たりを感じる、そして八番隊で納得
・「鳴」と書かれたコマ(何かしらの術式・能力、あるいはシステムが発動)以降、一苺は謎の虚を見られるようになっている?(資質は関係するかもだけど本人の能力ではなさそう)
・新たなお二方の卍解、良すぎるのですが!!??
・阿近ーーーーーーーーーーー!!!!!!(期待以上にコマ数多くて泣いた)(好き)
・イヅル、良くも悪くも吹っ切れてるようで最高
・「地獄の門か?(前述)」→地獄の門だったんだが???
・一勇、なーんもわかってなさそうだな……こわいという気持ちを持ってないのかな、こわいね……
・紙版とデジタル版で最終見開きのレイアウトを変えるなんて先生、お戯れを……!(アプリで読んだ後に紙で読んでびっくりした)
・つ、続きはどこで読めますか??????
新登場の2名について
計70ページ超えのシリーズ番外篇(※名目上)とはいえ、読切で2人の新キャラをナチュラルに話へ馴染ませ、かつ、ピンポイントで“癖”をブチ抜きにくるの本当に久保帯人先生のキャラメイクの妙というかなんというか。
八番隊副隊長の八々原熊如ちゃん、現世のギャルに意識してるのにわりとギャルのイメージから遠めなセーラー要素を取り入れているのが天才、それにつけてもセーラー襟かわいいね〜と思っていたら隊長のリサと正面のスカーフ色違い……というか隊服もほぼお揃いでは……?ということにも気がつきました。なんてこった……。
爪(ネイル?)が斬魄刀の代わりのようなので死神ってより完現術者に近いのかな?という印象を受けましたが、構えおよび解号(?)の「がお」がかわいすぎて頭がはたらきません。いや、構えって何?とか斬魄刀のお名前ないのかな?そもそもそれは斬魄刀なの?とか考えることは山程あるんですが……。ひとまず言えるのは副隊長にふさわしい強さは名前の通りまさに熊の如し。
何となくだけど自爪かな……あんなきれいに伸ばせるのすごい……。ネイルの色やデザインで技のパターン作れそうで想像膨らむ。斬魄刀の手入れみたいな感覚で爪の手入れしてる熊如ちゃん絶対かわいいね……。
そして七番隊副隊長の輪堂与ウさんですよ……下睫毛+泣きぼくろ+前髪重ためゆるウェーブのトリプルコンボなダウナー系ビジュアルが動物に囲まれている……?そんな欲張りセット拝見しても良いんですか久保先生……罰(?)とか当たらん???
与ウさんは話すことができないようなので普段は読唇や手話で意思疎通をはかっていることもあってか、(おそらく)解号の「生め」を刀身になぞるという描写がきて、理由が理由なのでこんな安直なのもどうかと思うのですが、単純に「か、かっけぇ〜〜〜!!!!」となってしまった。
こちらも斬魄刀のお名前がわからないけれど、刀身が式神のような姿に変わったことからその後の"鷹"のところが色んな動物への応用がききそうなので、環境を問わず戦えそうな強さだな〜と思いました。お名前にリンクして、生命を与える能力のイメージなのかなーとも。
(途中手話のくだりが出てたので鷹のところは手話なのかな?と思ったけど、調べた限りではそうでもなさそう……指文字の可能性も……?)
ふたりとも斬魄刀の名前が明言されていないことに加えてご自身のお名前に能力(性能)がリンクしているような印象を受けたので、令和の斬魄刀は持ち主寄りのオーダーメイドなのか?とちょっと思いました。
大穴として、生まれた地区を名字にしたような感じで斬魄刀の名前をそのまま貰ったという可能性もあるいは……?それはさすがに深読みしすぎかな。でも八番隊で“八々原”ってねえ……(※深読み)。
落ち着いて感想らしきものを書いてみる
上記の書き散らしでも挙げましたが、ルキアの「モラハラ〜」のセリフを見て「BLEACHでこのセリフを見るとは……これが令和……!」と正直なところ思いました。
めちゃくちゃBLEACH大好きな気持ちは決して揺るがぬことはない一方で、こう、「かわいい子には(物理的に)傷を負わせよ」みたいな方針をほんのり感じたり、すけべ展開(ざっくり)の入り方や程度が大人になって思い返すとなかなかつよかったなあと思ったりしていたのもまた事実でして。
以前書き散らした『BURN THE WITCH』の感想文でも「『パンツみせて』を乗り越えた人だけしか“魔法が解ける理由”に辿り着けないの、あまりにも……あまりにもじゃない……!?(※だからこそ、単行本収録時のサブタイにめちゃくちゃ痺れた)」と思わず書いたくらいなので……。
過不足なく伝える技術が拙いがゆえ、マンガ(創作物全般)について現実に則したお気持ちみたいなことを言うのは慎重でありたいのですが、このコマを見た瞬間「わっ、令和のBLEACH!」と思ってしまったので、ここに記しておこうと思います。
BTW繋がり(?)でいうと、一勇の未知への恐怖心の無さとバルゴの自分への悪意などへの無頓着さが通ずるものがあるような……?と個人的には感じています。
BLEACHは1巻の巻頭歌(芥見先生のこの表現、本当に素敵)
我等は 姿無きが故に
それを畏れ
から始まって最終巻の
BLEACH THE STORIES OF BRAVE
で終わる物語なのですが、一勇は“勇気”があるというよりは“恐怖心”というものが欠落しているような気さえするな〜と思いまして。
その時、劇場版BTWを観た時にバルゴがのんきを通り越してあまりにも自分に無頓着では!?って思ったことを思い出しました。
力がつよい者は畏れる必要がないので、ふたりともいわゆるチートキャラなのか、あるいはつよい者に護られているので怯えたことがないのか……。
根っからの善人とかお気楽の領域を超えてるよ!と思うのですがはたして。
最後に今回明らかになった地獄のような地獄のシステムなんですけど、条件には該当しないはずとわかっているものの、うっかり海燕殿に想いを馳せてしまい、こころがしんでしまった
海燕殿といい浮竹隊長といい、ルキアの尊敬する人たちは揃いもそろって何故……つらい…………
というかこれらのエピソード、商業だし色々ご事情があることは承知のうえですが連載中「本篇で語らなくても良いか」に仕分けられてしまったのマジで……?そして20周年までずっと語られなかったのもマジか……なんてこと……
収集が全くつきませんでしたが、死ぬまでずっと久保帯人先生の作品を読んでサイコ〜〜!!となりたいなと改めて思いました。
新作のBURN THE WITCHを含め、どうかこれからも先生の脳内エピソードのおすそわけがあり続けますように。
おしまい!