東洋の美と調和~哲学の活かし方~
こんばんは、チーママやよいです!今日もやっぱり年末調整!介護保険料が給料から天引きされていた場合は社会保険料控除として計上されていたと思います。ただ、年金をもらいながら働くようになった場合、年金から介護保険料が引かれて年金が振り込まれていると思います。年金振込通知書に記載されていると思います。この介護保険料を年末調整時、控除していいのかが論点になりました。年末調整を税理士さんにお願いしている経営者さまで該当する方は税理士さんに相談してみてくださいね。確定申告されている方は申告時で大丈夫だと思います。ネット上では控除するかしないか見解が分かれていました。ですので、事務所によって対応が違うかもしれません。
東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。
はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。
書道のはな*みち きれいな字が書けると人生はもっと美しくなる
哲学的思考力が大事ですねというお話をしていました。
今回は前回からの続きになります。
よろしくお願いします。
日本は和を重んじる考えです。
聖徳太子の
和を以て貴しとなす
という言葉もあります。
日本においては、東洋の思想の中にある違うものを調和させて
お互いがきちんと生きるように成立させることが大事です。
書道の美も
違う字、
違う画数、
違う大きさ、
違う書体、
違うものを一つの紙の上で作品として成立させています。
西洋の美のように、
等間隔、シンメトリー、線対称というように
わかりやすい均衡のとれた美ではありません。
どちらの方がよりいいということではありません。。
それぞれ違う美があるということです。
東洋というのは、自然界の中に美の価値を置いています。
山があり、谷があり、川があり、空がある。
雨の日も、風の日も、晴れの日もあります。
それを一つの風景として、心の中に落としていったときに、
自分の作品とどうやって調和していくかを考えます。
見てくれる人がいるからこそ初めて私たちの芸術は成立する
と言われています。
作品を描いても
"作品を一つ完成させて良かった"
というだけではなく、
自分の生の作品を見てくれている第三者がいて
何かそこで心を通わせること。
ここまでやって作品が成立するのです。
これもまた違う調和の考え方です。
必ず自分の思想の中に他者を置くということが、日本の和の大事な考え方。
これがすごく大事なことです。
違うものを調和させるという考えを大事にしつつ、その前提として、
日常的に疑問を持ってみることも大事です。
自分たちがより良い社会を作るために、より良い仕事をするために
自分たちは何ができるのか。
現状の社会に対する大いなる問い。
未来に対する大いなる問い。
異なるバックグラウンドから日本人もみんなそれぞれ違います。
世界においてもみんな違います。
多様な意見を募って議論していく。
この時に哲学は非常に有効です。
このような考え方ができると、仕事の中でも役に立っていくことでしょう。
どういう風にビジネスの中に哲学を使っていくのがいいのでしょうか。
哲学を学ぶと思考が整理され、見える世界が広がります。
“こんな考えがあったんだ!?”
といろいろな考えを受け止めることができるようになるでしょう。
そうすると、失敗も怖いものではなくなるのです。
儒教の話に戻ります。
哲学の考え方をどういう時に使うのか。
儒教の孔子さまがいます。
儒教の考え方の中で中心にあるのが、前にも述べましたが、
仁義、礼義を重んじることでした。
年功序列を大事にしようと、
儒教がもてはやされたいたこともありました。
でも、これを老子さまという人が、
世の中が乱れているからもてはやされているだけだと、
斜め上から意見を唱えました。
従うべきは人間のルールではなく、道(たお)であると唱えたのです。
道(たお)というのは、人の道や、人としての在り方、人が歩くべき道、
道徳な道ではなく宇宙の原理である天と地より先に存在していて、
もう何があっても不変であり、万物を生み出してきたものが
道(たお)である。
道(たお)というのは、
完全な存在であるので、万物は完全であり、付け足すものも取り除くものもない。
そのままで全てうまくいく。
ありのままで生きていけば、そもそも初めからうまくいっているのだから。
余計なことを考えるな
と言うのが、老子さまの考え方です。
これを応用していくと、のびのびと生きていくことができます。
ストレスを軽減できます。
つらいことがあったらぜひ思い出してみてくださいね。
この考え方を一つ例に挙げてみましょう。
平均台の上を歩くときを想像してみてください。
平均台の上は高さがあると怖くないですか?
下を見たらさらに怖い。
怖いと思うと歩けなくなります。
”絶対落ちないでおこう”と思います。
でも、”落ちたら”と思うとやっぱり怖い。
急に足場が不安になって前に進めなくなってしまいます。
でも、何も考えなければ、
案外すいすいと渡ることができます。
落ちたらやばいと意識するからうまく渡れなくなってしまうのです。
ここで、何も意識しない。
ここに棒があるだけだと思えば、全然平気になります。
まあ、そう思うことがなかなか難しいのですが。
だからここで、注目されているのが
現代のメンタルトレーニングです。
小難しいことを考えない方がいいよ、
というのが老子さまが考えたことですが、このためには
やはりそういう気持ちに持っていくためのトレーニングが必要なこともあるのですね。
できるだけ、力を抜いて、リラックスしようというアドバイス。
この教えをいつも頭に置いておきたいですね。
今日はここまでです。
はな子ママから芸術への想いも教えていただきました。
芸術は自分だけでは完成しない、ほんとに奥が深いですね。
こういう想いに気付けたので、チーママやよいも、
この場をお借りして書を載せようという考えに至ったのかもしれません。
正直、自分の字を人様にお見せするのは恥ずかしいという思いもあります。
でも、だからこそ、よりいいものを見ていただこうと頑張ることができるのだと思います。
それでは最後に恒例の
今日の草書コーナーです!
今回も難しい!?
なんの漢字でしょうか??
ふだんそれほど使わない漢字かもしれません。
正解はこちらです!
まずは行書で
次に楷書で
其
でした!
其れ、其の一、其の二とかで使うくらいしか思いつきませんが。。。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
おやすみなさい。