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嵐に学ぶブランディング~嵐とファンとの4つの交換価値~嵐⑦
こんばんは!チーママやよいです!朝晩けっこう寒くなってきましたね!皆さま、お元気ですか?引き続き嵐に学ぶブランディングをお伝えしています!嵐ファンの皆さまもそうでない方も読んでいたたければ嬉しいです!今日は、ファンマーケティングにおいて大切な交換価値についてのお話です。
東京の書道教室 書道のはな*みち 主宰 スパルタ書道家 高宮華子先生の双子の姉、はな子ママのラジオ番組「はな子ママのお部屋」を聞いて、学んだこと、気づいたこと、感じたことなどを愛弟子兼チーママやよいの独自の視点も加えて書き連ねていきます。はな子ママのお部屋のnote支店としてもご活用ください。
はな子ママ、華子先生のことをもっとお知りになりたい方はこちらにアクセスしてみてくださいね。
ファンが満足するには、接触機会の中でどんな価値を交換しているかを知ることが大事です。
お客さまとの関係を深めるためには、交換する価値の種類を増やすことが大切です。
基本的にマーケティング理論では、買手と売手が価値を交換しています。
その価値とは、
①機能的価値
②感覚的情緒的価値
③経験価値
④文脈価値
この4つが主なものです。
それぞれについて詳しく説明していきたいと思います。
①機能的価値
最低限で役に立つ機能を提供する価値です。
物やサービスを売る時において一般的な価値。
お金を払って物を買う、例えば、CDやファングッズを買うなどです。
ここでペンライトに注目!です。
ペンライトをうまく使うことが大切。
コンサートに行く時にペンライトを買って、光らせてライブで応援する。これが一つの機能的価値です。
このペンライト、多くのファンが、過去発売されたものではなく、最新のものを買っていること、これが実は一般的にはすごいことなんです!
ライブでしか使わない、他では使う用途があまりないペンライトを毎年購入しているのですから。
その理由は次の価値に繋がります。
②感覚的情緒的価値
心地いいなあ、楽しいなあ、など感覚的にわくわくするものを交換する価値です。
例えば、カメラ
すごいカメラを買う
軽い、小さくて持ちやすい・・・これは、機能的価値です。
これに対して、おしゃれでかわいい・・・これを比較する基準を決めるのはその人次第で、その判断は難しいです。
価値を交換する時に、買う人が価値交換に値する感動や嬉しさ、かわいらしさを実感できることが大切です。
アイドルを応援する時によく使われるペンライト(ペンラ)
先ほど①で出てきたペンライトです。
これは、ツアーのテーマに合わせて、つまり毎年デザインや形を変えて発売されています。
嵐もそうです。
20周年記念の時には5×20 つまり5人で20年という記念ツアーの文字が入ったお祝いをテーマにデザインされたペンライトが発売されました。
使う場所や時間が限定されていますが、家に持ち帰ったあと、見るたびにライブの感動を思い出せます。(ライブに直接行けなった人も購入しています)
これが情緒的、というものです。
また、思い出とペンライトを連携させるのに写真が一役買っています。
ファンは、その年のテーマのペンラを使って応援したいという情緒的欲求がわきます。
そして、ライブ会場でしか買えない(オンラインで売らない)、そのペンラを買うために遠方である会場にだって買うためだけに出かけます。こうして努力の末手に入れたペンラ。それだけ、その年にしか発売されないペンライトはじめライブグッズには価値があるのです。
ファンはそのペンライトともに写真を撮る、記念撮影してSNSに投稿したりするのです。
(今はオンラインでも購入可能になりましたが、それまではライブグッズはライブ会場まで行かなければ購入できませんでした)
さらに、ライブに参加したファンが持つことで、嵐のライブ楽しみにしてたね!という気持ちをライブ参加者たちと共有していると感じる価値があるのです。
機能だけでなく、この情緒的価値を加えることで、ペンライトという同じアイテムでも毎年毎年、新しいペンライトを買ってしまう、新規購入をうながせるいい事例なのです。
③経験価値
商品やサービスを消費する、参加することから得られる経験価値です。
この価値を交換することにより、売手と買手の関係がさらに強くなります。
嵐のコンサートのチケットにお金を払う
これは、そのライブの3時間は嵐やファンと一緒の時間を過ごす体験に価値を感じてお金を払います。東京ドームなどの会場に3時間いる権利にお金を払っているわけではないですね。
これが当たり前ですが、大事なことなのです。
ペンライトの話に戻りますが、単なる光るライトではありません!
実はすごいんです。
参加するライブ会場の風景とステージの一部となりライブにより深く参加する経験価値がついています。
メンバーカラーに何色も色を変えられるだけでもすごいと思うのですが、
今はなんと自動制御装置が付いているペンライトもあるのです!
嵐では2014年以降導入されました。
これでペンライトの価値はさらに上がりました。
この自動制御装置はフリフラ(FreFLow)と呼ばれています。
ソニーエンジニアリングが開発したものです。
参加者が自分でペンライトをつけたり消したりする以外に、演出側が無線制御できます。ファンのみんなにペンライトを買ってもらって、それを演出側がコントロールするのです。
つまり、ペンライトの光を舞台演出の一部に組み込んでいるんです。
ファンは座席についているコードと同期させるだけです。簡単です。
このように演出にもファンを使っているんですね。
この制御ですが、席ごと、列ごと、ブロックごとに演出側が光を変えることができるんです!
しかも、グラデーションにしたり、ウェーブにしたり、光が走ったり!
また演出と歌詞が連動していることもあります。
演出側が制御することでファンにいろいろな風景を見せてくれるのです。
演出と連動した美しいペンライトの景色をどの席にいても楽しめ、ライブを楽しめる経験ができます。
ペンライトが持つ、機能的価値、情緒的価値にさらに経験価値が加わり、ファンが交換する価値を総合的に上げています。
自分もライブに参加していて風景の一部になっていると感じられるなんて素敵ですよね。
普通のライブでは前の席の方がよく見えるから、より楽しいと思える。でも、このペンライトのフリクラ効果により、どの席でも楽しい!これはほんとにすごいことです。
④文脈価値
状況、状態、気持ちなど、どんな文脈で使用したかで変化する価値です。
長くなりますので、続きはまた明日~です。
それでは最後に、
今日の草書コーナー!
こちら。
いやあ、難しかったです。
たに見えます?
正解は!こちら。
まずは行書で
続いて楷書で
起
でした!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!
おやすみなさい。