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渡米生活を支える心構えとパートナーシップの秘訣

昨日は、渡米後から所属しているコミュニティについてご紹介をしました。

本日はその続きとして、米国留学に帯同する配偶者として「心掛けてきたこと」を中心にお話しします。特に、渡米生活を通じて築いてきたパートナーとの関係にも触れたいと思います。海外に限らず、また「留妻」に限らず、広く応用できる考え方も含まれていると思いますので、ぜひご一読ください!


海外生活を充実させるためのヒント

1.大学のリソースは最大限活用する!

パートナーにはぜひ、自分が活用できるリソースが所属団体(留学の場合は学校、駐在の場合は会社など)にどのように用意されているかを確認してもらいましょう。

私の夫が通う大学では、配偶者や家族にも非常にオープンな環境が整っています。入学前には学生やその家族同士が情報交換できるSlackのグループに招待され、渡米後にはWhatsAppのグループが立ち上がりました。

そのおかげで、私自身も「配偶者」という立場にとどまらず、「当事者」としてキャンパスライフを楽しむことができています。

具体的には、図書館の利用が可能になるパートナーカードを発行してもらい、読書や資料閲覧を楽しんでいます。また、趣味のバイオリンも持ってきているので音楽学部のピアノ付き練習室を借りたり、夫と一緒に授業を聴講したり、ランチ付きの講義に参加する機会にも恵まれました。キャンパス全体が自由に出入り可能な環境の中、こうした特典を活用することで、大学のリソースをより有意義に感じることができます。

さらに、夫経由で教授にキャリアについて相談した際、学生の一人である起業家を紹介してもらいました。彼女との繋がりをきっかけに、プロボノ活動を始める機会を得ました(私のビザでは有給の仕事はできませんが、経験を積むために挑戦しています!)。コーチングやレジュメ添削をしていただける教授もいるので、労働可能な配偶者はかなり活用していると聞きます。このように、大学のネットワークを活用することで、新しい学びや挑戦の場が広がることを実感しています。

こうしたリソースを活用することで、単なる「付き添い」ではなく、個人として成長し、新しい挑戦を楽しむことができるようになります。ぜひ、活用できるものがあるか、積極的に探してみてください!

2.迷ったらとにかく参加してみる!

最初の一歩を踏み出すのは勇気がいるものですが、気になるコミュニティがあれば、とにかく参加してみてください!

参加することで、新しい知り合いが増えるだけでなく、さらに別のコミュニティを紹介してもらえることもあります。同じような境遇(出身地が同じ、休職中、子どもがいる、共通の趣味がある等)の人に出会えれば、相談相手になったり、生活に役立つ情報を教えてもらえたりするでしょう。

「行ってみたら意外と楽しかった!」という経験を重ねることで、海外生活がより充実したものになります。まずは小さな一歩から始めてみてください。

3.優先順位を考えながら行動する

コミュニティが多すぎて、圧倒されてしまうこともあるかもしれません。ですが、家族のためにも、そして自分自身のためにも、何が一番重要で最適なのかを常に考えながら行動することが大切です。

私の場合、生活や子育てに役立つ情報を得られる人との関係づくりや、自己成長のためのコミュニティ参加を意識しています。限られた時間の中で何に時間を使うかをしっかり考えることで、より意味のある行動ができると思います。(ちなみに、これらは夫から耳にタコができるほど言われてきたことです!笑)

4.パートナーとのコミュニケーションを丁寧に取る

これは海外に限らず重要なことですが、特に異国の地ではお互いのスケジュールや状況をしっかり共有することが欠かせません。MBA留学は試験や課題、イベントなどで予定がぎっしり詰まっており、本人ですら把握しきれないこともあります。

私たち夫婦は日本で共働きしていた頃からGoogleカレンダーで予定を共有していましたが、現在はさらにコミュニケーションの頻度を増やしています。具体的には、夫婦間専用のSlack、LINE、そして口頭でのやり取りを活用しています。
家事の「できる・できない」や、イベントへの参加「可否」など、どんなに小さなことでも共有するようにしています。

また、予定だけでなく、その時の気持ちや背景も伝えるよう心がけています。特に子どもがいると、日々のスケジュール管理はさらに大変です。ちょっとした変化にも柔軟に対応できるよう、お互いの状況を細かく把握しておくことが必要です。

私たちのコミュニケーションは、まるで仕事のようにシステマチックです(笑)。でも、私は仕事以上に夫とのコミュニケーションを大切にしたいと思っています。幸いなことに、夫はいつも迅速に反応してくれるので助かっています。
実は、このようなコミュニケーション手段を提案してくれたのは夫でした。感謝しています。なぜなら、私たちは「家族が一番大切」という共通の価値観を持っているからです!!

最後に

いかがでしたか?
海外で楽しく過ごすためのポイントとして、今回ご紹介した「大学のリソース活用」「コミュニティへの参加」「優先順位の設定」「パートナーとのコミュニケーション」は、私が夫の大学のパートナー向けセッションで登壇した際にもお話しした内容です。どれも実際に効果を感じている大切なことばかりなので、ぜひ参考にしてみてください!

登壇体験について少しご紹介した記事はこちら↓

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yayko@アメリカ🇺🇸【海外/子育て/帰国子女】
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