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Dからはじめない。「でも,だって,だけど」を多用していませんか?
Dからはじめない。「でも,だって,だけど」を多用していませんか?
相手の話に反対や反論したい場合も,まずは一度受け止めてから返すほうが良いかもしれません。
私も忙しい際,急いでいる際などやりがちです.結論を急いでいると相手の意見を一旦受け止める余裕がなくなるからかもしれません。意見は十人十色です。もちろん科学の世界では,事実の確認,論理の構築,個人の意見の域なのかどうかを明確に区別するためにも,このような否定的(批判的)立場は重要です。
一方で,実生活や,就活,職場のコミュニケーションではどうでしょうか?何を話しても否定されると話す気がだんだん失せるとおもいます。それが普通です。
もちろん言いたいことが相手の意見と違う場合があるのは普通です。しかし,会話のはじまりが全て「でも,だけど,だって」から返して,ネガティブ/批判的/否定的にな人に見えてしまいます。特に理系では,先にのべたように理論的な思考,研究をすすめる中で,どうしても批判的な立場も必要になり,公私混同してしまいがちです。
そのため,強く意識して普段の会話の中で最初の言葉,話はじめは,Dからはじめないように意識して,相手の話を聞いていること,賛同していることを,ポジティブなワードを選んで話はじめ意識をしてもよいかもしれません。例えば,「ご意見ありがとうございます.」「ご質問ありがとうございます.○○については私も賛成です。一方で,◇◇◇の部分に関しては,このような違う見方も可能だと思うのですが,ご意見頂戴できますか?」そのような,相手の意見も理解尊重した上での対応です。
このような,Dからはじまる「でも,だって,だけど」を多用しすぎると,意見が正しくても,そうは見えないで,逆に議論が円滑にならないかもしれません。
一度,機会があればDからはじめないを試してみてはどうでしょうか?