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 様々な業界で公募式で採用をつのる場合があります。とくに大学教員は公募で決められる場合が多いです。このさい,最初から採用される人が決まっているのではないか?という疑わしい デキ公募 といわれるものがあります。大学のルール的に公募を出さなければならないけど,採用したい人が決まっているような場合です。私や(知る限りの先生らの)経験からデキ公募について書きたいと思います。


1) デキ公募っぽい場合に出すべきかどうか?

 私は,例えでき公募っぽくても出すべきと考えています。まず,公募は新卒就活と比べていつ出るか不明であるし,数が圧倒的に少ないので, 機会損失のほうがもったいないと考えるからです.基本は全部出しまくる 余力がないときは,デキ公募ポイものは優先順位下げるくらいでよいと思います。

2) デキ公募なら先にしりたい!

 公募資料フォーマットは大学や同じ大学でも学科ごとに異なる場合もあり,とにかく作成が負担だと思います。場合によっては過去論文の紙媒体提出などふくめて3~4cmの紙束を提出することもあります。負担ですね。そのため,もしデキ公募だと疑わしい場合は,公募先に問い合わせるのが良いと思います。その際,(私も何度か問い合わせをうけましたが)本人が電話するより,信頼できるボス(指導教員とか講座の教授など)に依頼して,代わりい確認してもらうほうがよいかもです。その際,「デキ公募ですか?」という聞き方はせず,研究環境や待遇,実務の負担感など他にも確認すべきことを確認する流れで,どのような人物を想定していますか?というような聞き方をするとよいかもしれません。

3) デキ公募だろうと感じた事例

 下記はあくまで可能性であり,私がデキ公募だろう(あるいはその他優先すべき公募ではない)と感じた事例です。
 
・ 公募期限があまりにも短い。
  1か月もないぞ?
 
・ 分野があまりにも狭い。
  その分野の若手日本に1人しかいない&公募先の助教じゃん?

・分野が広いが担当できる授業が細かすぎる。
 その授業やってるの公募先の学科だけでは?そうなると…
 
・面接日が平日の日中で候補日が1つしかない。
 これは公募出したあとに面接に行かなかった例。面接日が平日の昼間の1つしか提示されない。かつその知らせが1週間前。デキ公募ではないにしても,あまりよい職場とは思えないので,こちらからお断り。
 
 
 他にも色々デキ公募かな?という条件があるかもしれませんが,やはり,問合わせてみる。&とりあえず出すほうが,機会損失もなく良い結果につながるのではないかと考えます。

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