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修士課程に進学する場合も,学卒就活したほうがいい?

「修士課程に進学する場合も,学卒就活したほうがいい?」という質問に対して,私は「是非しましょう!」とアドバイスしています。
 
 修士に進むか学部就職するかは別として,学部でも就職活動をするべきと考える理由はいくつかあります。最大の理由は,就活という特殊な行事に慣れるためです。1社でもいいので1次面接くらいまでは到達することが望ましいと考えています。修士の際にはじめての就活であると,他の競合する経験のある学生に対して不利になります。また学部の際に余裕をもって就活すると,修士で就活する際に受けたい企業が限定されるので効率的だからです.また就活といっても,インターンや会社説明会,工場/職場見学も含みます。まだどの会社にするか決めていない学部時にフラットな目線でこれらを経験しておくことは,学部4年や修士課程での学びのモチベーションや,修士課程での就活で約に立つとおもいます。


1)就活は慣れ

 個人的には理系の場合,大抵の場合は大学院進学を推奨しますが,学部での就活も練習として推奨しています。就活をすること自体で,“社会”について色々と知る機会になります.また自分が憧れていた業界や職種,会社について,具体的に知ることができて,よりモチベーションがあがるか,失望して志望が変化する可能性があります。ぜひ早い段階で,経験しましょう。
また仮に,第一志望の会社が先行が早い時期にある場合,学部で就活を経験していないと,修士での初就活が第一志望となってしまいます。本人の能力は十分なのに,場慣れの差で落ちてしまう可能性もあります。何事も慣れが重要です。そのため,修士進学する人も,学部時代に就活をやってみましょう。
 

2)事前にモノも準備できる

 就活を開始すると色々ものが必要です。主にスーツや鞄,写真や履歴書ですが,初めてなので案外準備に時間がかかります。学部の際に一度準備しておけば,修士の際にスムーズに焦らず就活を開始できます。
 

3)学部と修士で同じ会社を受けて大丈夫?

 大丈夫とは断言はできないです。全ての会社の事情はわからないからです。私は学部,修士,博士,ポスドクと4回の新卒就活を経験しています。お金がなかったので,まずは内定の確保をめざして就活しつつ,奨学金(や特別研究員)を獲得でき場合に進学する方法をとっていたからです。その際,4月入社3回,9月入社1回の合計4回の就活で内定をとり,同じ会社に2回や3回内定しています。(3回も辞退して本当に申し訳ない。良い会社だと今でも思い学生にすすめています。) そのため,製造業のメーカにおいては,複数回内定を出してくれる企業はあるということは断言できます。業種が異なると分からないので,博士の先輩などに相談してみてください。
  
 以上が,修士課程に進学する場合も学部就活をおすすめする理由でした。少しでも参考になれば幸いです。

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