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就活関係2024

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新卒就活をロジカルに切り抜けるためのコツをまとめました。学部、修士、博士と(転職活動)研究室の学生指導で何度も新卒就活を経験してきました。就活を複雑困難にすれば儲かる人がいるビジ…
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#進路選択

大学院を途中で辞める選択肢

進路選択を迫られる次期には,学生が色々と悩んでいる様子をみかける.何に悩んでいるか相談されれば時間の許すかぎり私なりのアドバイスをします.しかし,学生自身が何に悩んでいるのか言語化する前に,時間(就活という流れ)が過ぎていき,選択肢がより狭まってしまう場合を見受けます.そこで,おせっかいかもしれないが,事前にnoteを使って,これまでのQAを発信しています.  さて,今回は就職か大学院進学か悩んでいる学生に提案です.  「就職(ずっとその会社で働く)と大学院進学(修士課程

新卒採用の面接官は面接のプロじゃない!?

エントリーシートを通過しても,一次面接を通過できずに焦る学生が出てくる.なぜ自分は,真面目に就活に取り組んでいるのに,面接を通過できないのだろう.生真面目な学生ほど悩む.そういう学生に対する提案が,  「面接官は面接のプロじゃないと意識していますか?」  です.真面目な学生は,徹底的に企業や業界,自分の研究分野について探求して,それを限られた1次面接に詰め込もうとする. 学校推薦でなければ,2回,ないし3回程度の面接が設けられるが,この1次面接で,このような姿勢で挑むと

自己分析/自己PRはキャラ設定

就活がはじまると様々な就活セミナーで詳細は異なれど「自己分析を行いましょう,自己PRシートを作りましょう」などと案内をうける.学生は素直なので,ほうほうこれが就活の基本なのかと考えて,そこから手をつけはじめる.言い方を変えれば,“就活=自分について語らなければならない”,あるいは,“就活=自分のことを理解していないと受からない” という固定概念とともに就活をスタートする.  そのため,この自己分析や自己PRに躓くと,就活そのものに躓いたかのように悩む学生が生まれることになり

会社選びは先にNG要素を決める.

 同級生が様々な会社を受け,様々な媒体で求人を目にし,そして調べれば調べるほど,どんどん良さそうな会社が見つかる.そんな中で,自分はどの会社の選考に申し込めばいいのか,迷子になる学生は珍しくない. これに対する,私の定型的な2つの簡単なアドバイスがあるので,順に説明したい.この2つで解決できない場合は,もっと別視点も提案する.  1つ目 行きたい会社の要素ではなく,働きたくない会社の要素も検討してる? 2つ目 (収入のためなら)実家との位置関係は考慮している?  です