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菌ちゃんウネ 始動!!
菌ちゃん農法のオンライン講座全6回(講習費たったの5000円)に参加、勉強中です!昨年「長野の菌ちゃん先生」「本家の菌ちゃん先生(吉田俊道さん)」のワークショップで教わっているのである程度分かっていたつもりでしたが、今回のオンライン講座はとても丁寧で分かりやすい!早速ウネを作ってみました。
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実は昨秋の終わりに実験ウネを作っていたのでした。でも講座を見て改めて気づいたことが多々あり、ウネの高さが不十分だな、とか菌ちゃんのエサの種類や置き方を変えたいな、とか考えて・・・ええい、作り直しちゃえ!・・・となりました。上の写真↑は実験ウネのマルチと段ボールをはがしたところ。ビニールを使うのに抵抗があり、段ボールで代用できないかと半分だけ厚手の段ボールを被せてありました。でも段ボールはベチャベチャ。水を吸うのでダメでした。段ボールの下、土の上に厚く草を敷いてありましたが、これも当然ベチャベチャ、ミミズがいっぱいいました。ミミズがいるってことは、菌ちゃん先生曰く「草が微妙に腐敗してるってこと」。その下はどうなってるかな・・・手で掘っていくと案外水浸しではなく、乾いているところと濡れているところといろいろ、白い菌糸もところどころ見つかります。
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ほら↑、竹は菌糸が付きやすくておススメ素材とのことでしたが、見事に菌ちゃんだらけ!(白く見えるところが菌糸です)モミガラも菌糸がつながってカタマリになっているところがチラホラあります。
黒マルチを被せていたところの方が段ボール区画より水分の感じとか良さげでしたが、どちらもまあまあ菌ちゃんが育ち始めてこのまま野菜を植えてもイケそうな感じです。・・・でも作り直しちゃう!もっとスゴイウネにしちゃう。
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菌ちゃん先生おススメのやり方、ポイントその①、ウネのベースに丸太を入れること。丸太はゆっくりと分解するため、数年から10年くらいは糸状菌が食べるエサが枯渇しない、その間一切補給不要になる!わが家は薪ストーブの薪づくりの過程で朽ちた薪やら木くずやらが大量に出るので、この手の材料には事欠かない。より取りみどりです!ベースができたらひたすら土を盛っていきます。既にある程度の高さのウネが出来ているので少し楽です。去年仕込んだモミガラや竹はできるだけ上の方に持っていくようにしました(アバウトですが)。ときどき白い菌ちゃんがひょっこり顔を出して嬉しいご対面、「おお菌ちゃんこんにちは!」です。
ポイントその②、ウネの高低差は50cmとること。ええ50cm?!どんなウネや?というものすごいウネです。これくらい高さを取らないと雨のたびに糸状菌が水浸しになって活動を阻害されてしまうとのこと。
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スコップで掘っていくと、雨の数日後ということや草の根がしっかりからんでいることなどあって、土をきれいなブロック状に切り出すことができます。「まるで雪下ろしや雪洞掘りみたいだな・・・」と思いながら土のブロックを積み上げていきます。お城の石垣みたい。
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できあがったウネに乗せる「菌ちゃんのエサ」です。昨秋仕込んだモミガラの他に今回用意したのは、薪づくりで出た木の破片、炭のかけら、朽ちてきた竹の支柱片。どの材料も分解に何年もかかる「硬い」有機物で、常識では野菜の肥料分にはなりません。でも糸状菌は硬い有機物を食べて周りの植物と共生関係を築くのです!
材料をタップリ乗せてそれが見えなくなる程度土をかけて軽く押さえればウネは完成です!
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・・・なんだかツタンカーメン王の墓みたいだな(笑)。周りの溝は本当は排水路を掘って排水先につなげるのですが、排水先がお隣の畑になってしまうので、ちょっとマズイ・・・(笑)。それにここは砂質系の土壌で乾燥で困るほどなので、まあ大丈夫かな、と。念のため溝の一か所だけさらに掘り下げて耕盤層を突き破る穴を開けておきました。そこから排水されることを期待しましょう。
さあ、あとはひと雨降るのを待ちます。ひと雨降ってウネが十分湿ったら、黒マルチをかぶせて以降は雨をシャットアウト、糸状菌が水浸しにならないようにします。
これだけであとは何にもしなくても素晴らしい野菜が育つ・・・夢のような話で、「信じてるけど信じらんない」という気分。実際に体験してみて初めて納得できるのだろうと思います。楽しみです!
ところで、オンライン講座の受講生でFacebookのグループが作られました。最初の日だけで登録者1000人を突破、その後も徐々に増えて、現在1600人ほどになっています。毎日参加者の報告がアップされます。僕のように「あとはひと雨待ってマルチをかけます」という報告があちこちから。全国各地、なかには海外の人も、少なくとも数百人がひと雨待っている姿を想像すると、何だかちょっぴり可笑しくもワクワクしてきます。数百人から数千人へ、さらに数万人へ・・・広がっていくといいなぁ。
また続編を報告しますね。