【二次創作】個人的に最近思ったこと3つ【2023年4月18日】

①同人の景気と世の中の景気


間違いなく比例している
それに伴いルールも変わる

同人バブルの頃はすごかった、というツイッターまとめを見た。

1990年代~2000年代の時は所謂「同人バブル」時期だったらしく(人によって時代は多少前後するかもしれないが)今とはまったく市場の様子が違っていたらしい。

大手サークルへの差し入れは花束やブランド品、買い物に行く一般参加者でも数万円以上する服を着て、売上の大きいサークルスペースにはなんと銀行員が直にイベント会場に来てその場で口座への入金処理をしていたとのこと。
今では考えられない。

昭和の時代に同人をしていたという人に過去話を直接伺ったことがあるが、サークルのファンクラブが存在していたり、アフターに公式の声優さんまで呼んで食事会をしていた等々とんでもない情報も耳にしたことがある。
繰り返すが、本当に今では考えられない。

だが、少し似通ったことはここ10年間でも起こっている気がした。

10年位前まではノベルティが派手なサークルはそこそこ居たように思う。

「これ原価いくらかかってるんだ」というようなインテリア用品のノベルティから、ロット数が最低でも5000個からというような品物まで、ノベルティ種類もかなり多様だったと感じた。
そしてそれらをイベント会場で貰えた時はかなりテンション上がっていた自分がいたな、と懐かしく思い出す。

今はどうだろうか。

今現在はノベルティそのものは存在するものの、あまりにも大きく目立つノベルティを作るサークルは激減したと感じる。

私YAYAは昨今、過去作った安価なノベルティと同じものをまた作ってみたいと思いグッズ制作店のサイトを見に行った。
閉店していた。
それも2店舗もだ。これには驚いた。
そして不景気の波を感じた。

「同人のおまけにグッズ付けるってどうなの?」という意見もここ数年で多く見聞きするようになった。

著作権や権利の観点から「推しキャラ/カプのグッズを同人活動で作るのはいかがなものか」という意見はかなり昔からあったとは思うが、今ほど大きな声として言われることはなかったと感じる。

だが昨今は「個人が勝手に二次グッズ作るのってどうなのよ」という声が徐々に大きくなってきているのを体感している。

これは明らかな「女性向け同人界のルール変更の兆し」だ。

このような空気から、自分自身万が一炎上をしないよう、ノベルティに関しては注意深く世論を観察していきたいと考えている。

女性向け同人界のルールは不明瞭なものが多い。
またジャンルによってもルールは変わる。

そのジャンルの空気を敏感に感じ取り、ノベルティだけではなくサークル活動そのものについてもやはり注意していくに越したことはない。


②「嫉妬してしまって辛い」という人に関して


前向きな嫉妬ではないなら実生活を見つめ直すべき

同人活動をしていると、「嫉妬してしまって辛い」と発言している人を見かける。
対面でももちろん聞いたことがある上、ツイッターなどSNS上でも散見される。

嫉妬そのものには私YAYAは肯定的だ。

その気持ちをバネに自分も頑張ればいいし、見方によっては「あの人を超えることをまず目標としよう」といった努力の指針にもなる。

けれども「嫉妬してしまって辛い」「あの人いなくならないかな」「自分がダメな人間に思えてきて同人活動そのものが楽しくない(たまには楽しんだけど)」といった気持ちになってる人ならば、それはもう同人活動よりもプライベートの基盤をしっかりとさせるべきと考えている。

この理由は、他者の足をひっぱる・自分のメンタルをダウンさせる・周りの評価ばかりが気になってしまう、こんな状態を引っ張っても5年後10年後の自分が良い状態であるとは思えないからだ。

同人活動することにより承認欲求は確かに部分的には満たせる。
だがネガティブな嫉妬心を抱く程になると、その心の渇望は同人活動だけでは絶対に解決/解消できない。

本当は真剣に向き合うべき問題が自分にはあるのに、

「見ないふりするために同人活動をしている」
「同人活動が忙しいから、を言い訳にしている」

こんな状態かもしれない。

私YAYAにも過去、同人活動を始めたての頃に嫉妬/承認欲求モンスターだった経験がある。

ツイッターに四六時中張り付いたり、ライバル視していたサークルのいいね数を度々見に行ったり、pixivの自カプのお気に入り数を5分毎に確認しに行く、イベント配置発表では一喜一憂し良くない配置だった場合は朝方まで落ち込み眠れない等々…今思えば病的だった。

負の嫉妬を抱いてしまう辛さやキツさは人並以上には理解しているつもりだ。

プライベートがガタガタだったり、仕事が思うようにいかない、この先の自分の人生どうなってしまうのか?そんな不安がある時は同人活動でも成果を得られなかった。

私生活に多少なりともゆとりができ(充分ではないが)、仕事に徐々に慣れたり、今後の人生のおおまかな目標や覚悟を見据えられるようになった後、同人誌の配布数も伸びた。

自己肯定感は上がったとはとてもじゃないがいい難い。
しかし、以前よりはだいぶマシに自分自身を冷静に見られるようになったと感じている。

「メンタルは文章/絵の執筆時にかなり影響が出る」とは昔からよく言われる。

私生活の安定と同人活動の好転、これらは偶然だったとは思えない。

実生活で自分に自信/ゆとりが持てれば、同人活動で多少のストレスや嫉妬を抱えても論理的に考え問題解決/消化できるのだ。

ネガティブな嫉妬は「自分自身が万全の状態ではない」サインである。

その様な心理状態になっているのであれば、今一度「同人活動以外の自分自身」を見直し、そこを改善していくのが先だ。
そしてそれが解決できれば、同人活動も良好になるはずである。

また補足となるが、この「負の嫉妬」が原動力になる人もいるとは思う。
(一時的ではあったが私YAYAも「負の嫉妬」で成果を得られたこともゼロではない。)

だが、それは本当に一時的にであり5年10年は続かないと考える。

私生活や心身ともに良い影響があるとも思えない。
疲れすぎてしまうし、私生活はさらにガタガタになるからだ。

「負の嫉妬」ではなく、ポジティブな嫉妬に置き換えられるよう自分自身をコントロールし、私生活の基盤を安定させていくことこそが幸せな同人活動にも通じていると考えている。


③絵や同人活動に関するyoutubeチャンネルの紹介


原稿執筆時に私YAYAが見ているyoutubeチャンネルを紹介、2回目です。
(1回目は「【二次創作】個人的に最近思ったこと3つ【2023年1月31日】」からどうぞ)

今回は絵や創作関係のチャンネルです。
女性向け同人関連専門のチャンネルではないのですが、視聴することにより同人活動や作画のヒントになることが多く、とても参考にしています。

今回は絵関係のチャンネルになるので、有料ではなく無料記事として紹介させてください。
興味のある方がいましたら、以下どうぞ。

・さいとうなおき2
http://www.youtube.com/@saitonaoki2/

有名イラストレーターさいとうなおき先生のチャンネル。
先日アカウントBAN事故からの再スタートをされています。

作画に関しての具体的なアドバイスから、学生向けが多めではありますが悩み相談も受け付けています。
影の付け方や画面の見せ方等は大変参考になりました。

あくまでも「オリジナル」「全年齢・男性向け」な内容が多いので、絵以外のアドバイスをそのまま女性向け二次創作に適応してしまうと炎上の火種になるかもしれません。
そこが注意点です。

視聴していてとても元気を貰えます。


・akAgi /海外イラストレーター
http://www.youtube.com/@akAgi_EN_Illustrator/

海外から依頼の多いイラストレーターakAgiさんのチャンネル。

どうしたらいいねとRTが増えるか、絵の質と量どちらがどのように重要になるか、次に流行る絵柄について等、ビジネス観点からの動画が多いです。

akAgiさんもまた「オリジナル」「全年齢・男性向け」な内容が多いですが「絵で稼ぐには」という内容の動画を数多く投稿されています。

昨今女性向けでもオリジナルの波が来ていることを体感しています。
「オリジナル絵をビジネスに繋げること」を具体的に考えている人にもお勧めのチャンネルです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?