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祖母が独り言で笑っていた理由が分かった火曜の朝
うちの祖母は、家事をしながら独り言を言っている事が多かった。
シングルマザーで働いている母の代わりに
電車で3駅ほど離れている祖母の家から、
私達の面倒と家事をしに来てくれていた。
私が中学生になるまでは、
平日はうちに泊まり、週末、祖父が待つ家に帰る生活だった。
今思うと、祖父も祖母も孫娘たちの為に、2人で楽しめるであろう生活を犠牲にしてくれていたのだと切なくなる、そして感謝です。
祖母が思い描いていた生活設計もあっただろう。
母の離婚は止められなかったし、
母が祖父祖母がいる実家に戻ることなく、
結局は学区内の場所に借家住まいをするとも思わなかっただろう。
黙って受け入れた祖母。
色々と文句もあっただろう。
言わずに黙々と家族のためにやるべき事をやっていった人生だったのだ。
今日の朝、出し忘れていた娘の給食の白衣にアイロンをかけていた。
月曜の朝、「ママ、白衣は?」と言われた。
土曜は雨だったのと家族の洗い物が多く、日曜はプールに出掛けていて、白衣を洗い忘れていた。
というか、昨日の夜の時点で明日の用意はしていないの?と文句を言ったが、とりあえず持っていけない。
給食の白衣は忘れてはいけないものだ。
次の人が使うし、給食当番には必須なのだ。
ともかく、先生に説明しといてと言って学校に行かせた。
そんな感じで火曜の朝に白衣にアイロンをかけていた。
うちには4人子供がいて、家事をしないモラハラ気味の旦那がいる。
様々な問題もあり、たくさんの不満と不安があり、それをエネルギー変換したり、ポジティブな意味合いに変えてみたりして過ごしている。
分からないけど、おかしくなったのだ。
独り言を言いながら笑っていた。
それがとても気持ちよかったのだ。
洗い物をしながら何か独り言をブツブツ言って、笑っていた祖母を思い出した。
あの当時、やめてほしいと思っていたが、
一緒やん、私。