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台所で炊事をすると左臀部から腿裏が痛い3/70代 女性 主婦
気になるところ(前回7月18日以降今回の経過確認)
1)左臀部痛はNRS3と前回と変わらない。
2)立ち上がりの際にやはり痛みを感じてしまう、しかし以前の様に椅子やテーブルを持っての立ち上がりまではしなくても動作可能。
3)臀部へボールを入れて梨状筋を伸ばすエクササイズは行っている。(時々)
仮説と検証
1)やはり内転・内旋動作に疼痛があり、梨状筋を触知すると硬さと圧痛がある。
2)ボールエクササイズ頻度も少ないので効果が薄いと感じた。
3)股関節内転・内旋エクササイズをハンズオン(手技)→好転が見られた。
4)右THR(股関節置換術)の既往あるため、どうしても左脚を軸として活用される傾向がある。
コンディショニング
1)左股関節の内旋・内転エクササイズ指導で毎日行う様にアドバイス。
2)股関節のハンズオン時に痛み軽減の体験をして頂き、エクササイズに依る効果を学習させ自宅への意欲へと繋げました。(時々→毎日)
備考
ホームエクササイズはとても大切なのは良くわかります、しかしながらなかなか継続が出来ないのも事実だと思います。
本当の問題点はここに隠されていますが「意識」だと感じ一番厄介な部分です。
痛みが増幅した際にはその想いは頭をもたげます、しかしながらそうでない場合は忘れる事もしばし、それはこう書いている私でもそうです。
ヒトは性格も肉体も「横着」に出来ていると思っています、姿勢もそうで抗重力伸展活動を行い姿勢を正す事は周知、しかし猫背でも生活出来る事を脳が憶えてしまうと筋活動の量も少なくて済み、とても楽だからそちらへ逃げたがるのを良く見受けます。
結果姿勢の変化から問題点を起こし、痛みに変わった時初めてその事に気が付くのです。