事務職からの慢性的な首のこりと姿勢制御/50代 女性 事務職
気になるところ
メンテナンス
事務仕事からの頸椎・腰椎屈曲位での表在筋の過緊張
座位姿勢と椅子の角度での骨盤後傾から、上行性運動連鎖を起こしている事からの疲労痛他
仮説と検証
1)冒頭気になるところから特に頸部の過緊張があり慢性的なこり感→上部胸椎の伸展制限→仰向けに寝ている際に、セラピストが上部胸椎を徒手的に持ち上げる→頭部も一緒に挙上(まるで一本の木)
2)th9(第9胸椎)を中心に上半身重心が胸側に寄っているため、頭を起こす際に背部筋の過使用を認める
3)仕事で長い間座位姿勢で1の状態が続く→モーターコントロールをその姿勢で記憶してしまうため、自身でも姿勢を戻す事を忘れてしまう→現状の姿勢で問題ないと考え脊柱であれば後十字靭帯ほか前に倒れるの抑止可能な組織へ依存してしまう可能性。
コンディショニング
1)上部胸椎の伸展エクササイズ
2)徒手誘導にて上半身重心の誘導
備考
術後矢状面での姿勢確認を行うと上半身の重心を腰椎の過前彎と股関節を曲げる事で代償している事も判明、次回はその部分へも改善する内容を盛り込んでいく。