肩が痛く自発痛もする2 60代 女性 介護看護職
気になるところ(2回目7日間)
先ず経過の前提として
数か月の日数を掛けて好転を目指すレベル、なので経過観察もそのように行う。
1)炎症は軽減された
2)就寝中、腕を動かす痛みで目が覚めた
回旋腱板エクササイズを行い、痛みの好転を認識して頂く
気になるところ(3回目14日間)
1)自発痛消失
2)仕事で使うと後が痛む
3)夜間痛ある
4)動かすのが嫌でエクササイズはしていない
極度の痛みが続くため、専門医へ行ってもらう
エクササイズの出来る痛みのレベルまでにして、その後本格的なエクササイズにと考えた。
気になるところ(3回目21日間)
1)専門医にて肩へ鎮痛剤の注射→少し動かすのが楽になる
2)就寝時に寝返りなどの体位変換痛は無くなる
3)エクササイズ出来る痛みのレベルになって来たNRS10→8(痛みの10段階評価)
仮説と検証
1)初回体幹アライメント+肩甲胸郭関節の位置(患側右肩甲骨が下方回旋+外転)を修正するためのエクササイズを行う必要がある。
2)鎮痛剤にてある程度動くことが可能になった事がアドバンテージとなり、セルフエクササイズも可能になる。
コンディショニング
1)僧帽筋下部繊維賦活化エクササイズ
2)腱板エクササイズ
3)胸椎伸展エクササイズ
4)患側右:前鋸筋と外腹斜筋ハンズオン(手技)
備考
何はともあれ、エクササイズを行い肩関節の動きを回復する事が必要で、痛みが軽減して動きが良くなるのではなく、動きが拡充する事で痛みが減じると言うニュアンスが正しいと思います。
つまりエクササイズ出来ないほどの急性期から引きずる自発痛は、投薬してでも軽減させその後運動をしっかり痛み無く行う事が早いです。