見出し画像

冬季になると定期的に来る右股関節内旋痛

冬季になると定期的に来る右股関節内旋痛/50代女性のお悩み

寒くなると毎年この時期右臀部から大腿後面にかけて動作痛があるとの事。
女性が良くされる右横に足をだし崩し横座りができない。(股関節内旋痛)


気になるところからの確認とコンディショニング動作痛(右臀部)


1)内旋→片側だけ内回し(開放的運動連鎖)若しくは立った状態で体幹を右回しで発痛(閉鎖的運動連鎖)

2)仰向けに寝て立て膝からの脚左右倒し→どちらの方向も右臀部痛あり

上記の動作痛がある事がわかった。

3)寒くなると痛む→季節性→では入浴時には変化はあるのか→一時的に痛みが減る。

4)右梨状筋ほか臀部の圧迫痛

上記からしびれなどはありませんが梨状筋症候群のような、当該筋が過緊張からの問題も踏まえ、フライバーグテストを行いますが内旋時に激痛故に陽性と考えます。

5)SLR(下肢伸展挙上テスト)左右ともに脚が挙がらない→確認すると臀部に問題があり弛緩すると上がる角度が増えた。

但し、両足曲げての右足外旋方向に倒しても右臀部痛を訴えたため、仙腸関節(骨盤)の動きも確認、問題無いので体幹への要因があると仮説。


梨状筋アプローチからのNRS10(痛みの10段階評価)→6まで落ち着く、さらに動きの制限因子として腹部(横隔膜や外腹斜筋ほか)確認するも問題ない。

そこで問診へ立ち返り思い出すと暖まると良くなる事→外気が上がれば組織で一番影響されるのが皮膚、つまり腰臀部下肢においてスキンテンションが高い、これを改善しNRS4程度まで落ち着く。


セルフエクササイズとして梨状筋の弛緩ストレッチをアドバイスし経過観察とした。

いいなと思ったら応援しよう!