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映画のような日常


空を”から”と読んだ人がいる深さに
堕ちて行きそうな感覚になった空。

たとえば
そんな感覚が隠れている。

たとえば空に。

見逃していた。
こんなにありふれたものなのに。
自分の手で取る事ができなかった。

いや手に取れると思ってる事が間違いなのかもしれない。

そんなふうに空を見上げる。
手を伸ばして掴んでみる。

そこには何もない。

“から”だった。

だから
空を掴んだと思ってみる。

それが空かと思う。

「空ってどこから空なんだろうね。」

そんな風に
制服を風に揺らし
自転車に乗って空を仰いだ友達の言葉を思い出す。

あなたは、何処から空だと感じますか?

あなたは、どこから”から”だとかんじますか?

なんて事が

言葉になる日常に。

空を見上げて。

あなたは、ここにいることを。


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徳久 望/Nozomi  Tokuhisa
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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