富士通グループ横断Yammerコミュニティ「やわデザ」が2つになりました。
こんにちは、やわデザnote編集部のマサです。
富士通グループ横断Yammerコミュニティ「やわデザ」のメンバーが、2,000名を超えた2021年の夏頃から、メンバーと一緒に次の進化を模索し始めました。
しかしながら、特にこれという案もないまま数か月が過ぎていったのでした。その状況が大きく変わったのは、コミュニティを取り巻く環境の変化でした。
富士通公式イベントでコミュニティ活動を紹介
一つ目は、2021年秋に開催された、富士通のグローバルフラッグシップイベント「Fujitsu ActivateNow 2021」です。なんと、執行役員からメールで「スペシャルセッションに登壇しないか?」とお声がかかり、その中でコミュニティのことを紹介する機会を頂きました。
このイベントがきっかけとなり、その後も複数の社員からお客様に紹介したいと声をかけてもらうようになりました。
いくつかの企業の方と会話する中で分かったのは、「どこの大企業も似たような課題を抱えていること(カチコチ組織)」「社内SNSの活用度では富士通グループはかなり先行しているということ」でした。
そこで、企業間のコラボレーションを通じて「やわらかデザイン」活動のお裾分けができたらと考えました。「コミュニティ」立ち上げ当初から、社内外の境界も超えていくことを宣言していたので、まさに時が来た!という感じです(本noteでの情報発信もその一つです)。
キーワードは「他社や社会との接点づくり」です。
社会課題にフォーカスする企業へ
二つ目は、富士通グループの変化です。実は上述の「Fujitsu ActivateNow 2021」において大きな発表がありました。富士通はパーパスの実現に向け、新事業ブランド「Fujitsu Uvance」を発表し、7つの事業領域(7 Key Focus Areas)を選定したのです。
今後は社会課題をビジネスの軸に置いた企業へと変化していくことになります。
ここでのキーワードは「社会課題」です。
アンケートから見えてきた次の進化
三つめは、2021年11月末に「やわデザ」メンバーに対して実施したアンケートです。その結果(生の声)は以下のnoteでも紹介しています。
このアンケート結果を、コミュニティメンバーの秋山 友子さんが分析してくれました。それによると、「やわデザ」に参加したことによる変化は以下の6つに集約できるとのことです。
「やわデザ」コミュニティに参加することによって、立場や職種などを超えた多くの社員と「つながり」ができ、その結果たくさんの「気づき」が得られる場になっていることが分かります。
また、多様なつながりができることで、ちょっとした問題解決のスピードが上がったり、ひとりではできなかったことに「チャレンジ」してみようと思える環境ができつつあるようです。
このアンケートの約半年前に実施した前回の結果と比べると、回答者数も2倍に増加。富士通グループの新しいカルチャーの発信地としても一定の貢献をしているのではないでしょうか。
また、「やわデザ」の次の進化についても回答を分析してもらったところ、ざっくり以下のようになりました。
これまでみんなで育ててきた「やわデザ」らしいカルチャーは維持しつつ、そこに「ビジネスへの貢献」や「創造」といった要素が新たに加わります。特に、富士通グループのビジネスにもっと貢献したい、という多数の声があることが分かったのです。
もうひとつの「やわデザ」が誕生
以上のようなコミュニティを取り巻く環境の変化を踏まえて、2021年末にYammer上に「やわらか社会をデザインしよう!」コミュニティを新しくオープンすることにしました。
新しい「やわデザ(やわらかデザイン)」の誕生です。
新しい「やわデザ」コミュニティは、既存の参加メンバーを一括登録することで、いきなり2,700名規模からスタートしました。
社員一人ひとりの想いと行動が、新しい「やわデザ」を形作っていくことでしょう。