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熱田社の尾張氏・藤原氏の生存戦略

10/29(土)、まちなか寺子屋「熱田社の尾張氏・藤原氏の生存戦略」に参加してきました。

講師は南山大学の青山幹哉教授。熱田神宮に程近い熱田文化小劇場を会場に、かつてこの地の有力豪族で、熱田神宮の宮司を代々担ってきた尾張氏が描いた戦略、そして古代から戦国に亘る壮大な物語を学ぶ時間です。
お話は、尾張氏が平安時代に“政略結婚”で、中央の貴族・藤原氏に娘を嫁がせるところから始まります。その後尾張氏・藤原氏の血を引く者たちが、時代の荒波に揉まれながら、熱田大宮司家を繋いでいくダイナミックな物語は、まさに歴史のロマン。最後は尾張氏・藤原氏の子孫である千秋氏が、織田信長に保護されるところで、この日のお話が終了。余談ですが、現在の熱田神宮の宮司は千秋季賴さん。この千秋氏の流れを汲む方なんです!

当日の会場は満席御礼。参加者の皆さんは思い思いにメモを取り、青山先生からの「これ、わかる方―?」との問いかけにも積極的に手が挙がるなど、熱心で博識な皆さんの様子が印象的。終了後には「面白かったよー」と声をかけていただけるなど、スタッフ冥利に尽きる場となりました。

尾張氏がこの地に紡いできた地元の歴史を知り、そしてその延長線上に自分が今いるのだと思うと、いつもの熱田が少し違う景色に見えてくる、そんな寺子屋でした。

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レポート:大島英勲 写真:ジェイ

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

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