ビジネスに役立つ茶の湯
11月5日(土)料亭志ら玉さんでの「ビジネスに役立つ茶の湯」に参加しました。
まずは二組に分かれて交代で茶席での一服とお道具の拝見です。
茶席やお道具はビジネスで大成された方が茶の湯を好まれた、と明治〜大正にかけて経済界の中心にいた益田鈍翁はじめ経済界の重鎮ゆかりの茶碗や花器などの品々が揃っていました。
そして広間に移り主人の柴山宗平さんによるお話です。
現在の抹茶は鎌倉時代に日本に伝わり中国風の様式だったものが少人数での寄合の場になり相手との距離が近い茶室の空間は商談に相応しい場になっていったそうです。そして茶室では身分の隔たりなく大名との商談もできました。千利休はもてなしの心で信長・秀吉にとても気に入られました。
桃山時代の茶の湯の場と同じようなことを明治期に益田鈍翁はしたということです。
お客さんを楽しませたいという気持ち、受ける側の楽しもうという「一座建立」の精神、それはビジネスだけではなく人との関係にとってとても大事なことなのではないのかと学ばさせていただきました。
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レポート:河野 写真:ヨコ
■レポートしたプログラム
https://yattokame.jp/2022/terakoya/3556.html
■まちなか寺子屋
https://yattokame.jp/2022/terakoya
■まち歩きなごや
https://yattokame.jp/2022/machiaruki
■やっとかめ文化祭
https://yattokame.jp/2022/
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