
伝統的工芸品指定 記念特別展示 名古屋節句飾トーク
花道家・日本伝統文化芸能アレンジャーの小川珊鶴さんは、長年にわたって現代の節句人形・節句飾りを蒐集されています。今回、そのうちのごく一部、名古屋に縁のあるものが、日泰寺の大書院鳳凰台に展示されました。11 月 5 日午前、一般公開される前の会場にて、小川さんと人形工房・光洋の清村好英さんから節句飾りについてのお話を伺いました。
かつての日本家屋は昼間さえ薄暗く、室内には陰影がありました。そこで、人形の顔はよく見えるよう白く仕上げられました。人形が金屏風や毛氈、ぼんぼりがともに飾られたのも、より美しく見るための工夫です。
近年、私たちの生活様式は変化し、節句の祝い方も変わってきています。日本古来の季節の行事を、次の世代にも家庭で気軽に楽しんでほしい。お二人の熱い思いは尽きることがありません。
室内には五節句を祝う飾り付けがずらりと並びました。どれも趣向が凝らされたものばかりで、ご参加の皆さんからは何度もため息がもれました。
レポート:こんどうあきこ カメラ:しゃくや
■レポートしたプログラム
■まちなか寺子屋
■やっとかめ文化祭