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『二月二十六日のサクリファイス』(PHP研究所)の時代考証の苦労話つぶやきまとめ

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今更弱音を吐く谷津

本作の「昭和史時代ミステリ」呼称について

【追記】
この発言には、「歴史ミステリ」に対する谷津のスタンスが反映されている。
「歴史ミステリ」は元来、「現代人が歴史の謎を解くミステリ」のことで、「当時の時代の人が当時の時代の謎を解く」のは時代ミステリである。しかし、近年ではこの境目が緩やかになり、「当時の時代の人間が当時の謎を解くことにより最終的に歴史の絵解きとなる」小説も「歴史ミステリ」に分類する風潮がある。この流れに谷津も基本的には同意するものであるが、仮に作品内で提示される「当時の謎」が小説的な虚構(=史実でないとする)ならば、それは歴史ミステリではなく時代ミステリとするべきだろう、とも谷津は考えている。
自作に対して「昭和史時代ミステリ」と位置づけるということは……谷津の言わんとするところはわかるな?

軍人口調について

青年将校文化式の軍服について

劇中、柴有時の軍服について

天保銭(陸軍大学校卒業徽章)に関するあれこれ

憲兵のイメージに関して

二・二六事件当時における憲兵の空気感

嗚呼電灯のスイッチの巻

石原莞爾はどんな映画を観ていたのか

(考証には関係ないけど)二・二六事件当時の国民作家、吉川英治の動向と彼の考え


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