天狼院書店さんで、「小説を書く前の準備」に特化した創作講座の講師をやります
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本日はお知らせです。
天狼院書店さんで、通信限定創作講座の講師をやらせて頂くことになりました。
もともとわたしは小説を書きたい方、趣味として創作に取り組みたい方向けの天狼院書店さん講座を持たせて頂いてました。この講座はその発展形となっています。
小説を書く、というと、どうしても執筆に目が行きがちです。そりゃそうです。「書く」行為を実際にやっているのは「執筆」のタイミングだからです。サザエさんに出てくる伊佐坂先生も、原稿用紙を前にうんうん唸ってますよね。小説を書く人は皆パソコンや原稿用紙に向かい、粛々と仕事をしている姿をイメージしがちです。
もちろん、日がな一日パソコンに向かっている人もいます。中には「書きながら考える」と豪語しておられ、実際そうして物語を紡いでおられる剛の者もいます。でも、それはごく一部の天才、あるいは職人として腕を磨いた人間に許された特権です。
小説執筆は、一部の天才、あるいは腕を磨いた人間だけに許された特権なのか?
それは違う、というのがわたしの考えです。
小説を書くという行ないは、喩えるなら難しい問題を平行して解き続けるような作業です。小説を書こうと志しながら、途中で投げてしまう人というのは、「難しい問題を平行して解き続ける」ことで頭がショートしてしまい、訳が分からなくなって投げ出してしまうのです。
ならば、どうすればいいか。事前に難しい問題のいくつかを解いておけばいいのです。
今回の講座は、まさに「事前に難しい問題を解いておく」やり方をお伝えするつもりです。
この講座、これまでのわたしが受け持った講座と同じく、初心者の方向けの内容になっています。小説家になりたいというガチ勢の方には、天狼院講座においても「小説家養成ゼミ」(講師:編集者・関根亨氏、ミステリ作家・千澤のり子先生)
がございますので、こちらの門を叩いて頂けると幸いです。
わたしの講座、自慢にもなりませんが即効性は低いです。
が、「小説を書く」という行為が楽しくなるんじゃないかと思います。
祭りはもちろん本番も楽しいですけど、準備も楽しいですよね。
小説も同じです。もちろん執筆時も楽しいことばっかりですが、準備の時間もすごく楽しいのです。
皆さんにその楽しさをお伝えできれば、この講座は成功だと思っています。
また、好きこそ物の上手なれ、というもので、好きになれば、それだけ上達も早いもの。そういう意味では、小説家になりたいあなたにもお勧めできるかも知れません。
ただ、わたしの基本スタンスは、「小説を書くという趣味」を広げることにあります。
というわけで、小説を書きたいあなた、なにとぞです。