本の棚 #132 『父親ができる最高の子育て』
『父親ができる最高の子育て』
高濱正伸
年長さんの娘と、もうすぐ3歳になる息子。
同い年の妻との生活のなかで
父親としての関わり方について
考えることがある。
正解はないだろうけど、
何かしらの軸をもっていきたいと思う。
そのためには感覚的にではなく
論理的に学ぶことも必要だろう。
父親は何度もチャレンジできる役割ではない。
考えないまま進んでしまうのも少し怖い。
ということで花まる学習会の高濱さんに
教えてもらうことにする。
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家族の9割はうまくいっていない
花まる学習会にくる家族の実に9割が
うまくいっていないという。
とういうことかというと…
9割が次のAとBのパターンにあてはまる。
パターンA
母子一体となっており、夫の居場所がない。父親は妻にも子どもにも見放されている。
パターンB
夫婦ともに子どもが大事という点では共通しているが、夫婦の距離は離れている。夫婦としての共有ゾーンがない。
パターンC
夫婦で協力して子育てができており、子どもは安心感に満ちた家庭で育っている。
特にAは「帰宅拒否症候群」とされる。
となりに娘がいたので
「居る場所がないパパがたくさんいるらしいよ」
と話してみると
「えっ、リビングにいればいいじゃん!」
と即答されたので、無視して読書に戻る。
父親は母親のよきサポーターになりなさい
「妻を笑顔にすること」
できているだろうか?
世の中はイクメンが善という風潮がながれ
たしかにそんな人は増えている。
ただ著者は必ずしもイクメンにならなくてもよい、と言う。
得意でもない家事を手伝うことで
逆にパートナーの手を煩わせてしまう、
本人も慣れないことをやることで
ストレスをかかえてしまうこともある。
ただ大切なのは「妻を笑顔にすること」だ。
著書にあるアンケートの結果を読んでみると
意外と小さなことで、パートナーは嬉しくなるようだ。
ただ家事、育児の役割分担をすることが
良い家庭環境をつくることにはつながるとは
限らない。
父親におすすめしたい3つのこと
①ボードゲームの感想戦
②思いっきり遊ぶこと
③勉強を教えること
最近ボードゲームを探していたところだ。
デルタ株のおかけで公園にすらいきにくい。
車はもっていないから遠出は難しい。
家の中でもっと楽しく遊ぶためには…
頭を使って遊ぶボードゲームしかない。
人生ゲーム、オセロ、カードゲームなど
子どものうちから論理的思考能力を
トレーニングできるし、何より面白い。
ただ子どもが本当にテンションがあがるのは
②身体を使って思いきり遊ぶことだ。
戦いごっこ、おいかけっこ、体操など
身体を動かして汗をかくことが
一番楽しそうだと、ぼくは感じる。
今新たに取り組もうと考えているのが
③勉強を教えることだ。
ぼくはわりと勉強が好きなほうだと
大学生のときに気づいた。
著書には父親は算数の文章題を教えるのが
おすすめとのこと。
You Tubeで問題はいっぱい見つかるから
一緒に頭を使って遊びたいとおもう。
あくまで子どもに伝えたいことは、厳しいことやツライことがあっても、生きるっていうことは素晴らしいというメッセージです。
うまくいかないこともある。
理不尽なこともあるだろう。
それでも生きる価値はあるということを
たまには真面目に伝えてあげられるような
そんな父親は素敵だとおもう。
ただやさしいだけでなく、
ただ厳しいだけでなく、
「生きる」ということを伝えられる。
父親として、背すじが伸びる思いです。
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