
本の棚 #109 『サラリーマンの力』
『サラリーマンの力』
亀渕昭信
絶賛サラリーマン中のぼくにおいて
「このままでいいのだろうか」
という迷いのようなものが
ふとしたときに出てくることは
ないことはない。
組織にいることでできることもあるし
学べることもたくさんあるだろう。
でもだからといって受身でいいわけがない。
そんなときに出会った一冊。
オールナイトニッポン伝説のDJであり
ニッポン放送元社長という
会社員人生を極めた亀渕さんのサラリーマン論。
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キラキラ輝く「歯車」になる
「組織の歯車になるのは御免だ」
なんてことを思ったことはないだろうか。
しかし組織に属さずとも、
人は活動するかぎり何かしらの
コミュニティに属することになり
そのなかでは歯車の一部に過ぎない。
地域のコミュニティにおいてもそうだ。
また組織のトップであっても
突き詰めれば世のための歯車として
グルグル回っているのだ。
では「自分はどんな歯車になろうか」と
考えてみてはどうだろうか。
文句や愚痴ばかり言って、錆びついた歯車か?
適度に油が差されて活発に回っている
キラキラした歯車か?
「あいつはイヤな上司だ」という色眼鏡をいったん外して、良いところを探すのがストレス軽減の基本だと思います。
どんな人でも良いところを見つける。
上司は神様ではないし、完璧ではない。
そもそも期待しすぎないことだ。
どうせ数年経てば変わるのだから
「一生この人についていきます」
というのも考えものだ。
そんなことより仕事に集中するべし。
仕事に集中していないから
人についてあぁだこうだと言うことになる。
会社にとっては厳しい時代ではありますが、ある意味では、サラリーマンにとっては面白い時代だといえるでしょう。
会社は生き残るために
未来を切り開くために変化する。
旧態依然ではもはややっていけない。
事業の多角化はいたるところで目にする。
飲料メーカーの医療品事業への進出。
レンタルビデオ会社は金融業へ。
やりたいことのあるサラリーマンなら
企画力と営業力さえあれば
同じ会社にいながらにして
新しい道をつくっていくことができる。
そのためには「やりたくないこと」ではなく
「本当にやりたいこと」をアピールする。
そしてそのために日々の勉強を怠らない。
口だけではなく「すでにやっている」と
言えるようにしておくことだ。
サラリーマンという人生の選択を
自分にとって良いものにするか
反対に後悔するようなものにするかは
やっぱり自分次第だ。
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