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本の棚 #210 『編集思考』

新しいもの、新しいサービスは

どうやって生まれるのだろうか。

そのヒントは、

すでにあるものの「組み合わせ」だ。

昨日コンビニにいったら

カップヌードルが既存の味を

ハーフ&ハーフでリリースしていた…
(ノーマル×味噌みたいな)

ザ・センターマン風のパッケージに

一瞬目を奪われたが、ぼくの手が

その棚に伸びることはなかった。

なんでもかんでも組み合わせたらいい

そうではないことはわかっていながらも

世の中のコラボは増え続けていく。

食べ合わせと同じように、

良い組み合わせとそうでないものがある。

どんなステップを踏めばいいのか。

この本に聞いてみてはどうか。

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「偉大なる素人」とは、メタ視点で空気を読みながらも、ここぞというタイミングで、ときに周りが眉をひそめるような、グッと心に刺さる言動に踏み切る人です。

空気を読み切った上で、空気を打ち破る。

ただ空気を読んでニコニコしていてはだめ。

読むんじゃない、読み切るのだ。

そのうえでさらりとかわすのではなく

破りにいくという姿勢。

新たな価値は現状の延長線上にはない。

コツコツとした改善に意味がない訳では無いし

大切なことではあるが

新たな道をつくることにはつながらない。


よい編集を行うのに必要なのは、「柔らかい独裁者」

偉大なる素人、柔らかい独裁者…

パワーワードが続きます。

いろんな人の意見を聞いたうえで

いいところをうまく取り込み、

全員から議論を引き出すことで

周りを最大限に活かしつつ、

決定は一人で行う。

そらにはその決断すらもも、

誤っていたら柔軟に変える。

頑固ではやっていけない、柔らかくあれ。

「これがいい」ではなく「これでいい」というコンセプトを掲げ、簡素な豊かさを打ち出したところに、無印の流行に左右されないしなやかさがあります。

「これでいい」には妥協、諦めのような

ネガティブな印象をもっていたが

それは思い込みであることに気づいた。

「これでいい」は安心するのだ。

人にどう見られ、どう思われるかなんて

気にする必要はない。

大丈夫。これでいいんだ。

そんな印象を持たせてくれる無印すごい。

「コミュニティを深めるには、リアルの場を持つことが大事」

コミュニティに限らず同じことが言える。

深めるためには、リアルが大切。

いろんな情報をもっていたとしても

リアルを挟んでいないコミュニティは

実は何も知らないに等しいのではないか。

「知っている」のハードルが

おそろしいほど低くなっている現代。

自分は何を知っていて

何を知らないのか、いや何も知らないのか。

体験、体感を大切にしたい。


「ぼくが引退するとき、いちばん残したいものは教育の場です。未来ある若者たちの才能を伸ばす場所を用意した上で引退できて初めて、何かを成し遂げたと思えるでしょう」

ウォルト・ディズニーのことば。

あんなすごい世界を創り出したひとが

こんなことを考えているとは…

いやだからこそあの世界を生み出せたのか。

どう終わりを迎えるか、そこから考えると

今やるべきことが

本当にやりたいことが見えてくる。

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