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本の棚 #176 『のび太でも売れます。』

ジャイアンや出木杉くんのような

目立つタイプではないけれど

それでも、いや、だからこそ

のびのびと幸せに暮らしていけるのか。

のび太的な成果の出し方。

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「売る」を「応援する」に変える

どの位置からお客様と接するのか。

「売る」となるとお客様と向かい合う感じ。

下手をするとお客様の上に立ち

見下すような態度になっていないか。

「応援する」「手伝う」となるとどうか。

横か少し後ろからお客様を支え

時として共に課題をクリアしようとする。

そんな営業であれば

求められるのではないだろうか。

お買い物をするときに最終的に決断するのは

お客様なのだ。

その決断をサポートするのが営業の仕事。

喜怒哀楽の総量が人生の価値

ライフネット生命の出口さんの言葉だ。

喜怒哀楽の少ない、振れ幅の少ない

そんな人生に価値を感じるだろうか。

「どうせ生まれたのなら」

と考えると、できるだけ感情豊かに

笑って、泣いて、怒って、凹んで…

そのほうが、ぼくはいい。

売る側からのみ勉強している自分に対し、お客さまの立場にいる自分が客観的に問いかけて、売る側と買う側のバランスをとる

「売り方」を研修することは否定しないが

「買い方」「買う側の立場」を

もっと教えてもいいのではないか。

特に買う機会が少ないものやサービスに関しては

その体験、実感がないことは

結構致命的だと考えている。

もちろんスキルでカバーできるかもしれない。

でもそこに「深み」「味わい」は無い。

そんなふうに思う。

階段登山を試してみる

何かに思い悩むことがあれば

階段登山をおすすめするという。

シンプルに階段をのぼったり降りたりするやつだ。

ぼくはあまり思い悩むことはないけど

何かに迷ってしまうことがあったときには

自然と身体を動かす癖がある。

これは思考や心の幅を広げるためで

身体を動かすことで不思議と

頭の中がすっきりして

それまでなかった余白が生まれてくる。

「うーん」といっているひとを見かけたら

この階段登山をぼくもおすすめしたい。


理論(脳みそ)と感情(体)の不一致

接客をしていると演じることに慣れる。

これは別に悪いことではない。

しかし演じることに没入しすぎると

自分のなかの本当の感動に気づかない。

感動して涙を流す時間がそれをリセットする

と著者が言うように

心と身体が一致する瞬間を取り戻す機会を

意図的につくらなければ

戻ってこれなくなることがあると思う。

定期的なリセットを。


君はこの先、何度も転ぶ。でも、その度に立ち上がる強さも君は持っているんだよ」

おじさんになったのび太氏が、

現在ののび太くんに送った言葉だ。

空を見上げるのではなく、宇宙を見上げる。

そうすれば、ちっぽけなことだと気づける。

決して転んだことを悲観するのではなく

この経験がどうつながっていくのか、という

ストーリーを楽しんでみるのだ。

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#読書 #営業 #販売 #ドラえもん

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八次涼太郎/人事/コーチ
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