本の棚 #244 『デザインとビジネス』
「設計する、編集する」
「ストーリーをつくる」
2023年にやってきたことを表すと
そんな感じだ。
2022年までの自分とは明らかに違う感覚で
アップデートしてきている。
きっかけは自分の人生の「デザイン」を
考えたからかもしれない。
よくキャリアについて相談されるが
会社の既存路線にのったキャリア設計が
必ずしも自分の人生に効果的かどうかは
わからない。
効果的なキャリア設計を更新し続けて
多くの優秀な人材を育てる企業もある。
とても興味深い分野だ。
p324「デザインの組織文化をつくるということ」
という章に着目してみる。
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パーパスは「みんなでこんな世界観をつくろう」
という意味合いがあるそうだ。
人は感情の生き物であるから
つくりたい世界観に対しての共感は
強い組織には欠かせない。
そこへの共感がそれぞれの自発性を生み出し
ゴールに向けての行動につながる。
理想の世界が映像化されているレベルなら
「連携が大切」とか言ってる前に
勝手に協力してその世界に向かうだろう。
これまで誰も見たことがない世界に対して
できない理由、言い訳を用意するのではなく
どうしたらできるだろうか、と脳に汗をかけ。
「◯◯だから無理、難しい」
ではなく
「こうやったらできるんじゃない?」
会議の中でのことばを変化させるだけで
会議の中身とその後のアクションに
大きな変化がある。
社会、会社、チームなどに対する不平不満
自分ではない誰かに対して
「変わってほしい」
とお願いしても返答の多くは
「変わりたくない」
だから自分を変えることに集中する。
未来は自分が、自分たちがつくるんだ
という圧倒的な主人公感が
結果的にいつだってこの世の中を
つくってきているんだから。
ここでいう道具は物理的なものだけでなく
教育や健康、知識、意思決定といった
かたちを持たない概念も含む。
知らず知らずのうちにしてしまっている
世界に対する意味づけを一度リセットして
だれかに押し付けられた世界ではなく
自分が意味づけをした世界で生きる。
what a wonderful world!
というフレーズが頭に浮かんだ。
これも仕事に対する意味づけな気がする。
自分ごとになるのはどんなときか。
それは理想の世界とミッション、パーパス
これらがリンクしていることに
自分自身が納得しているときかもしれない。
memo
ハイ・コンセプトの人材特徴
①機能だけではなく「デザイン」
②議論より「物語」
③個別より「全体の調和」
④論理だけではなく「共感」
⑤真面目だけではなく「遊び心」
⑥物より「生きがい」
こんな人材が未来をリードしていく
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