本の棚 #246 『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
社長のおすすめで読んだ本。
基本的におすすめしてもらったら
すぐに購入して読んでみることにしている。
何やら有名企業の研修でも使われているとか
そんな話を聞いたら読むしかない。
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誰もが自分に問題の種があるとは
思いたくないだろう。
気づいてはいても見えないように
そっと隠してしまうだろう。
しかし多くは気づいてすらいない。
自分を客観視することは
トレーニングがいるし、鍛えたとしても
自分のすべてが見えるときは
一生訪れることはない。
すべては自分の感情に背くことから始まる。
本当は、感情ではこうしたいのに
身体は異なった反応をしている。
すると今度はその状態を正当化し、箱にinする。
そんな自分を「こんな性格だ」と位置づけて
まさか他の人までも箱に入れてしまったり
お互いが出られないように共謀する。
この工程を無意識的にやっているのだから
なかなかやっかいなものだ。
でも無意識は単純な判断しかできないから
この構造を理解するのは実は簡単。
じゃあどうすれは箱から出られる?
相手を尊重すべき一人の人間として
見はじめた時に箱の外に出る。
その人にも自分と同じように背景があり
ストーリーがあるのだ。
『家についていっていいですか?』という番組がぼくは好きで
それはいろんな人の人生という
ストーリーを感じられるから。
相手のことに思いを馳せることが
箱から出ることにつながる。
1,2あたりは「ふむふむ」となっていたが
それ以降は「ちょっ待てよ」的な内容だ。
それがだめならどうするんだよ、と。
でも、表面上をいくら取り繕っても
それは相手には伝わるってことだと解釈している。
自分の感情ってなんだろうか。
無視したり、塞ぎ込んだりしてないだろうか。
裏切りとすら気づいていないなら
まずは鈍った感覚を取り戻そう、思い出そう。
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