本の棚 #221 『しないことリスト』
ぼくは大学3年生の冬に
あることに気づいた。
「世の中に、やらなければならないことなんて何ひとつないんじゃないか」
やらないといけない
これを「must状態」と命名した。
この状態が続くとぼくはかなり窮屈な思考になり
なんだか楽しくなくなり苦しくなる。
落ち着いて考えてみると
やらなければ死ぬ、ということには
ほとんど遭遇したことがないのに…
そんなmust状態に突入して
抜け出せなくなっている人たちや
なんだかよくわからないが苦しんでいる
そんな人におすすめの一冊だ。
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あくまで手段の一つ、それが仕事。
でもなかなか素晴らしい手段である。
人の役にたつことを通じて
みんなが喜ぶ状態をつくるのだから。
ただし、仕事をしなければならない
と窮屈に考えすぎると苦しい。
別に他の手段もあるなかで
あくまで自分で選択している、と
自覚できるようになれば
少しは変わるのかな?
全て自分のせいだ
これは行き過ぎると思考停止を生む。
自分を追い込み、落ち込み、
戻ってこれない人もいる。
だから、常に50:50くらいがいい。
ぼくは30:70くらいかもしれない。
うまくいかなかったときだけでなく
うまくいったときもそう。
全て自分のおかげ、なんてことはない。
周りのサポートや運、タイミングみたいな
有り難いことが重なっているのだ。
「目的意識をもちなさい」
「なぜなんのために、を考えなさい」
もちろんそれは大切だけど
人生のなかでずっとそれを考え続けるのは
正直疲れる。
ただ、ただ楽しいからやっている。
そんな隠し味のような要素が
人生に彩りを与えてくれるのではないか。
来月から久しぶりに大好きな卓球を
約15年ぶりに始めます。
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