実家での夕食とお米の危機
今日は久しぶりに実家に帰り、
両親と主人と一緒に夕食を楽しむことにしました。
母から「お持ち帰りのお寿司を買ってきて」と頼まれたので、
近所のファミリー寿司屋さんでお寿司を予約しました。
さあ出かけようとしたその時、
母からメールが届きました。
「我が家お米ありません。どうしたらいいかしら」とのこと。
以前、ふるさと納税でお米を送ってあげたのですが、
それも底をついてしまったようです。
実は最近、お米がどこにも売っていないと聞きます。
私も「我が家にも在庫のお米はない」と伝えると、
母は「困ったね」と返してきました。
実家に着いて話を聞くと、
近くのスーパーにはお米がなく、
少し遠くのスーパーに行っても売り切れ状態だとのこと。
どうやらお米が市場から消えつつあるようです。
新聞を読んでみると、その原因は主に二つあることがわかりました。
一つ目は、去年の猛暑です。
お米の出来が悪く、小粒になってしまったとのこと。
小粒になると、お茶碗1杯のごはんも
通常より多めのお米を使うことになります。
それが理由で在庫が減少しているとのこと。
二つ目は、インバウンドの影響です。
外国からの観光客が増え、和食やお寿司の人気が高まり、
お米の需要が急増しました。
そして今月追加でもう一つ理由が増えました。
三つ目は、先々週の「南海トラフ巨大地震注意報」です。
この注意報が出たことで、多くの人が食料を買い込むようになり、
お店のお米はさらに在庫が追いつかなくなったのです。
両親はごはんが大好きなので、
お米がないというのは深刻な問題。
私と主人は麺類が好きなので、
お蕎麦やうどん、焼きそば、ラーメンなどを食べることが多く、
お米がないことにそこまで困ってはいませんでした。
しかし、年老いた両親にとっては大きな問題なのです。
我々の主食であるお米も、
地球の変動や社会の影響を受けています。
美味しい新米がたくさん食べられる秋は、少しお預けになりそうです。
そして猛暑に強いお米の品種開発も望まれるところですね。
夕食は結局、お寿司を楽しみましたが、
心のどこかでお米のことが気になっていました。
両親のためにも、
早くお米の供給が安定することを願っています。
こんな日常の一コマが、
私たちの生活にどれだけ影響を与えるのかを
改めて感じた一日でした。
ヘッダーのお写真は、bluedaisy さんのお写真をお借りしました。
ありがとうございます。