「どこでもいいからどこかへ行きたい」phaさんの日常との距離のとりかた。
今月11月は出張が多い。
11月が半分過ぎた今日、
数えてみると、新幹線はすでに6回乗っている。
そんな中、
東京駅で本屋さんを覗いたときに目にした
『どこでもいいからどこかへ行きたい』
帯の「家から出たらそれは『旅』だ」
という文章に惹かれ、
新幹線の中で読むことにしました。
phaさんは実はnoteもやっているんです。
『どこでもいいからどこかへ行きたい』には
エッセイの中にはとても共感できる部分がたくさんあり。
「スーパー銭湯があれば戦える」→ 私もです!
「37歳になったらサウナに行こう」→ 50歳過ぎても行っています!
それと一番共感できたのはこの文章。
実は私は幼い頃から引っ越し続きの人生。
今まで住んでいた街が、突然全く関係のない街になり、
そして新しい街に馴染み、友達ができ、
居場所が出来て、自分の街になるまで。
こんなお店があるんだ、こんな道があるんだ。
実はそれが楽しい。
そして何年か後にはその街がまた自分の街ではなくなる
友達から離れるということを繰り替えてしてきた。
だから、海外でも日本でも、phaさんがおっしゃっているよう
特別な場所なんてないし、
その街にはたくさんの家庭があって、そして生活している、、、
その人達と少し人生を交えることができた自分がいて。
バス、電車、新幹線、車で移動しながら家々を見ていると
本当にそんな気持ちになる。
そしてこの本でphaさんは旅の話だけではなく
phaさんは90万円で熱海に別荘を買った話や
チェーン店について、昔住んでいた場所について書いていて、
「旅」から「街」、「住む場所」にトピックが移っていく。
場所を変わること、街を変わることによって
考え方、見方、気持ちが変わる。
自分に合わない場所があっても、
「ここは自分にあわなかったんだな」と
誰のせいにもせず、自分も責めず。
日常から距離をそっと置きながら、
phaさんはそんな風にさらっと生き方を楽にしている。
さあ、次の出張では、どんな街に出会えるだろう。
場所を変えてみること、少し遠くに行くことで
少し自分の見え方が変わったりして。
そんなことを気付かせてくれる一冊でした。
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