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【グルメ】【旅】淡路島の至宝:3年とらふぐの極上体験
「淡路島に3年とらふぐを食べに行かない?
私車出すから!」
と兵庫県在住のお友達に誘われ
「3年とらふぐ?ふぐ?それって何?」
と思いながらも、
兵庫のお友達に誘われるがまま、
滞在先もプランもお任せました。
南あわじ市の海沿いに佇むリゾートホテルに
チェックインすると、
そこには瀬戸内海の穏やかな波音が
迎えてくれました。
夕食の時間が迫る中、
和食レストランへと足を運びました。
友人が語ります。
「関西のひとたちは、
冬はふぐを食べる習慣があって、
ふぐはとても贅沢なお品物、
でもこの季節だけはてっちりを楽しみ、
そしてひれ酒を味わうの。
白子や唐揚げや、余すことなくふぐを楽しむのよ」
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関東にはそんな食習慣はありません。
「関西の冬はふぐのシーズン。
そして、淡路島の3年とらふぐはまさに贅沢の極み」
という言葉が胸を躍らせます。
和食レストランの店長さんが、
3年とらふぐの説明をしてくださいました。
とらふぐといえば山口県下関が有名ですが、
南あわじの福良港が40年程前から
とらふぐの養殖を始めたそうです。
苦労に苦労を重ね、
20年ほど前から養殖が成功したそう。
実は流通されているとらふぐは
殆どが2年もののふぐで、
800g以下のものが多いそう。
そんな中淡路島のとらふぐは
2年から3年でものすごく大きくなり、
1.2㎏から1.8㎏まで成長。
大きく肉厚なとらふぐが
養殖できるようになったそうです。
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ふぐの煮凝り、ふぐのお寿司から始まって、
てっちりに出てきた3年とらふぐの身はプルプルで、
厚みもあるのですが、でも、とても柔らかい!
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淡路島産のレタスや、お野菜も、
それはそれはとても甘く、柔らかいものでした。
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ふぐは本当に余すことのない食材で、
毒以外はすべて食べれるのでは?と思うほど。
鮫皮は、コラーゲンたっぷりで
身体にも栄養がどんどんしみ込んでいくのがわかります。
一緒に味わうひれ酒は、
ちょっとこげの風味がしますが、それがまたふぐの味わいを深くしてくれます。
白子は大きく、甘く弾力があり、
口に入れたとたんにはじけます。
唐揚げも骨についた身が柔らかく、
でも全然脂っこくありません。
私と友達は、3年とらふぐを最後雑炊まで楽しみ、
体中にふぐを楽しませていただいた夜でした。
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次の日、ホテルをチェックアウトする際に、
ホテルの方が
「ふるさと納税でも人気過ぎて、
返礼品の3年とらふぐが足りなくなってしまったんです」と教えてくれました。
ホテルの方々は勉強のために2年もののとらふぐと、3年もののとらふぐを食べ比べしたそうですが、身の厚みと柔らかさが全然違うとのこと。
友人と共に、最後の雑炊まで楽しんだその夜は、
まさに幸せの極みでした。
この旅で、
淡路島の至宝である3年とらふぐの
贅沢な味わいを体験することができました。
淡路島の至宝、3年とらふぐ。
それはまさに冬に輝く宝物でした。