楽しい人はいつも気を遣っている
いつも人を笑わせて周囲を和ませる人、いますよね。
おっちょこちょいで周囲から自然と愛されるようなタイプ、や、自然に人間関係を楽しむ人もいると思います。
でも中には、非常に場の空気を読むことに優れていて、他人に笑ってもらうことに喜びを見出す人がいます。そういう人は非常に気をつかっている可能性の高い人なのです。
アダルトチルドレン(以下AC)と言う状態があります。ちょっと複雑な家庭事情を生き抜いた、大人のことです。
玄関の前に立つ。家の中が暗く見える。家に帰るの、億劫だな。
今日はお父さんが、いつにもまして不機嫌そうだ。こういうの、耐えられないな。みんな笑っていてほしいな。
また喧嘩してる。きょうはいつもよりひどいな。今日は止めに入った方がいいかな?
複雑な家庭の事情から、家族が不仲な家に育つことになったお子さんの中には、子どもなりの介入方法で、何とかしようとする子がでてきます。
ちょっとおどけて、場を和ませよう。
これがアダルトチルドレンの、道化師タイプです。
ACには、3つのパターンがあります。
1つ目は優等生タイプ、2つ目は壁のシミタイプ、そして3つ目が、道化師タイプです。
空気を読むことに優れていているなんて、良いことじゃないか、と思う方がいるかもしれません。
確かに、サービス業などに就くと優れたパフォーマンスを発揮する人もいます。
でも、こんなに緊張した生き方は、長続きさせることが難しいのです。緊張を和らげるために、お酒に頼ったり、ギャンブリングに頼ったり、、、もしそうなったら、ケアが必要です。
他人から見ると楽しい人だけど、身内から見ると、苦しそうな人がいたら、どうぞカウンセリングを勧めてみてあげてください。
優等生タイプや壁のシミタイプの方については、別の項目でお話しする予定です。
(矢田の丘相談室 田中 剛)