政治家業界の現実
あなたはどんな政治家を求めていますか?
あなたは良い政治家を産み出す、育てる努力をしていますか?
私たちはより良い地域を作るためにはより良い政治家を輩出することが利口である。
政治家について少しご紹介します。
とある政治家の話です。
政治家は様々な会に招待を受けて、その会に参加する。
休みもない。
議員は残業代も出ない。
大半の地域の町村議員は政務活動費もない。
※政務活動費:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000675283.pdf
働けば働くほど自分の家計から経費を捻出しなければいけない。
月10〜20万程の月収から差し引いていく。
厚生年金もない。
民間の会社でそんなことを強いられたら、大概の社員は不平不満が出て辞める人も少なくないと感じます。
活動的で優秀な政治家ほどそのような環境でも人生の時間を費やして身銭を切り活動をしている。
そして政治家時間を費やせば費やすほど、家庭に帰ることができない。
プライベートの時間を多く取ると、有権者にサボっているとみなされる。
政治家にとって、自らの悪い噂が世間に流れることは恐ろしいものである。
有権者に認めてらえる理想的な政治活動を行うと、プライベートの時間は極端に削られる。
子供は成長していき、我が身も年老いていく。
有権者はプライベートも顧みず働く理想的な政治家の活動を評価する。
しかしそのような活動をしている優秀な政治家は本当に幸せなのだろうか。
昨今さまざまな政治家と話す機会がある。
立候補することでパートナーと縁を切った。
自身も立候補する時に別れた経験がある。
その他の方も政治家になったことで家庭にいる時間が極端に減った。
我が身を顧みず、政治家時間を費やす取り組みをする政治家は鏡である。
これが世間の目線ではないでしょうか。
しかしそのような働き方をしている政治家本人は、本当に幸せなのだろうか。
誰かの幸せを作るために、我が身の幸せを置き去りにしているような気がする。
有権者の幸せが私(政治家)の幸せだと思う。いや、思わなければやっていけないのかもしれない。
家庭に負担を強いって良いのだろうか。
有権者は政治家のプライベートの代償に触れる機会は少ない。
しかし政治家のプライベートのスキャンダルにはとても関心を示す。
過去の話でさえも掘り返される。
そんな政治家の姿を見て、有権者は自らが大変な政治家になりたいと思わない。
ましてや優秀な民間人こそ、そんな費用対効果が合わない生活を選ばない。応援していた方が理に叶うのは当然だと感じます。
優秀な人財が挑戦しない業界に爆発的な発展はあるのだろうか。
若者の政治家が増えてほしいという声をよく聞く。
子育て世代の家族はこの業界に専任で飛び込んだ日には家計が火の車になりかねない。
だから若者は挑戦したくない。
定年退職した方々の比率が高いのは極々当然だと感じます。
政治家以外に生活できる資金や生業を持っている人でないと挑戦するのはリスキー。
このような話だけではありますが、少しでも政治家に対しての考えが深まったならば幸いです。
有権者の政治家を見つめる目線に変化があることで、何かが変わる気がする。
政治家を見つめる目線を変えるためには、各々の教養のアップデートが必要だと思います。
私はそのような仕組みや新たな考え方を産み出す一石をこれから投じていくことを考えていきたいと思っています。
暴投になるかもしれないけれども、まずは投げるための肩作りをしていきたい。