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コロナほど注目されていないが...

コロナ関連の報道が多く、多少ニュースで取り上げてはいたものの、影響度合いに見合ってないな、ピックアップしておいた方が、と思うニュースをいくつか集めてみました。

まず1つ目は、2020年11月15日にRCEP(東アジア地域包括的経済連携)の署名が行われ、ここ数年ではTPP(環太平洋パートナーシップ)や日欧州間のEPA、またEUから離脱する英国との日英EPAなど、日本政府は多くの経済面や貿易面での連携協定を結んできました。特にRCEPは今まで自由貿易協定(FTA)に参加してこなかった大国市場中国が参加する、という違いがありました。

日本企業における経済圏拡大、中国を見据えた新たな行動という面が大きいと思いますし、下記記事のように、短期的には市場拡大を含めて日本の産業界にとってメリットのあることと理解していますが。

中長期的には、足元の米中対立も含めて、大国が自国第一の政策により寄ってくると、大国が国内でのサプライチェーン完結を目指すなど、所謂購買力の高いほう(バーゲニングパワーが強いほう)に、製品やサービスがよりよっていく可能性も十分に留意しておく必要があるのか、と。そのためにも、EPAやFTAによる関税撤廃と同時に、以前から言われている知的財産権保護などの取り組みを加速させていく必要があるように思います。

もう一つは、ホンダが自動運転機能がレベル3の自動車を今年度内に発売するとのこと。自動運転はレベルが1から5まであり、今までトヨタや日産でも、レベル2や2.5という水準での搭載自動車はあったものの、レベル3と認証を受けた自動運転機能は初めてで、今後搭載可能な自動車が増えればもっと面白いだろうな、と感じます。

そしてホンダの株価も相対的にはまだそんなに上昇してない、という解説も上記動画のようにあるので、注目して良いのかな、と感じます。

最後は韓国の2大航空会社(大韓航空とアシアナ航空)が統合という報道です。元々2019年12月に売却が見込まれていたものの、その後のコロナ禍で売却に至らなかったアシアナ航空を、韓国政府・金融機関のバックアップを通じて、一つに統合するのでは、という話です。上記記事によると、2社の統合は独禁法の問題はあるものの、現在LCCなど格安航空もあることで、政府のバックアップも追加され、統合が承認されるのでは、とも見られているようです。

以前上記投稿でも書いたように、JALやANAもコロナ禍で資金調達が必要となり、劣後ローンや増資など様々な手を使い、今後の経営維持を目指しているようです。足元の投資対象として、どうかは色々な意見があると思いますが。

しかしコロナ後の航空産業と考えると、安価なLCCとかなり高価なプライベートジェットなり、今より高価になる伝統的な航空会社、という二極化が進むことにはあまり変化がないように感じます。




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