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ワーキングメモリーとは?心身一如を科学的に理解する。
今回は、度々キーワードとして出てくるワーキングメモリーについて説明します。
ワーキングメモリーは、脳の中にある意思決定機構であり、その場その場で正しい思考や行動を取るために機能している監督のようなものです。
大なり小なり、"何で自分はこんなことしてるんだろう?"と冷静に考えればおかしな事に気付くようなミスをした経験があると思います。そんな時は、ワーキングメモリーがキャパオーバーになって合理的な判断が出来ない状態に陥っている可能性があります。
他にも自制心にも影響していて、食べれば太るとわかっていても「今回だけは大丈夫!」と心の中で根拠のない言い訳をしてしまうのもワーキングメモリーの働きが不十分と言えます。
数年前まで、ワーキングメモリーは遺伝によって決まる不変のものと言われていましたが、最近では改善、ないしは強化が可能と言われています。
社長や経営者、アスリートの多くはこのワーキングメモリーが多いと言われていて、膨大な情報の整理からセルフマネジメントまで、いろんな場面で活躍する重要な機能です。なので、今回はワーキングメモリーの概要と、強化方法についてまとめていきます。
ワーキングメモリーの役目の一つに、原始脳の抑制があります。具体的には、小脳や扁桃体など大脳基底核がそれにあたるのですが、原始脳の特徴は
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