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早朝散歩で見つけた飲食店“ネーミングの謎” 第2回 店名から、どんな店なのか推理してみる!

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飲食店のネーミングには、オーナーの思いや希望が詰まっている。
店名からオーナーの“狙い”を推理し、どんなお店か予想してみるのも楽しい。

やっぱり多かった
“動物がらみ”のネーミング


まず“動物がらみ”ネーミングのお店。これは結構多い。
親しみやすさと覚えやすさは抜群だ。

『ひよこ家』は、雑炊の店。
『にわとりのしっぽ』は、食事とワインの店。
『うさぎと亀』は、北海道割烹料理のお店。
『赤い鯨』は、四川担々麺の専門店。
『たぬ吉』は居酒屋、『たぬき』『野うさぎ』はBAR。

『亀八』は、鉄板和食とおばんざいのお店。
『鳥ばか一代』『わらいどり』は、焼き鳥居酒屋。
『歌金魚』は、カラオケスナック。
『モモンガ』『ほたる』『うさぎ』は、3店とも雑居ビル内のお店。BAR系のお店は、小さくて、可愛い生き物のネーミングが多い。
『ピンク エレファント』は大動物だが“桃色の象”なので、やっぱりキュートだ。

動物がらみネーミングで、圧倒的に多いのは“猫”だ。
特にアルコールがメインのお店では、
『こねこ』『猫八』『くろねこ』『ねこや』『kuroneko』『Snack neko』など、どこの繁華街でも見つけることができる。
『Tora(+猫のイラスト)』はトラ猫と読むのだろう。
『黒猫夜』は、中国郷土料理と中国地酒のお店。読み方はよくわからない。
猫関連で一番メジャーなのは『カラオケ まねきねこ』。
招き猫のイラストが目印のカラオケ店だ。

それに対して“犬”は少ない。
家庭的イメージが強く、夜のお店には合わないのだろうか。
やっと見つけた『ドーベルマン』はアットホームというより、高級クラブの雰囲気で……。
『わんちゃん』は、マスターが犬好きなのかと思ったら、ワンコインバーだった。“犬”ではなく“ONE”だ。
1ドリンク500円なのだろうが、物価高の現在、どこまでこの価格を維持できるか、不安になってしまう。

“敷居の低さ”をアピールした
ネーミングはこれ!


敷居の低さをアピールしたネーミングも目立つ。
値段が安くて、親しみやすく、気軽に入れるお店にしたかったのだろう。
『本格派居酒屋 民宿』
『立ち呑み 庶民』
『雑草庵』
『一軒め酒場』
どんな店なのか、店名を聞いただけで想像できるのがいい。
覚えやすさと同時に、店の特徴を端的に表しているのも“いいネーミング”の条件だろう。

『街の激安台所 こぼちゃん』これは弁当屋さん。
『大旦那』は大衆酒場で、『大統領』は煮込みともつ焼きの有名店。
どちらも印象に残って覚えやすい。
『チュウノジョウ』は立ち飲み屋。
カタカナだけで最初は意味が分からなかったが、漢字にすると「中の上」! リーズナブルな価格で、料理は「中の上」ということなのだろうか。

“癒し系”ネーミングは
ほっこり気分に


また“癒し系ネーミング”のお店も。
『お母さんの台所』は、銀座の小料理屋。
『オアシス』は、BARの店名。
『みちくさ』は、居酒屋。

『バー キャラメル』何とも懐かしさを感じるネーミングだ。
『安眠喫茶 おやすみ』は、仮眠ができる喫茶店なのだろうか。
『おかえりなさい』は、会員制バーだった。
『ほっこり田中』の看板には“天馬の給水場”というキャッチフレーズが。
天馬駅は大阪駅の隣駅。もちろんミネラルウォーターを売っているお店ではなく、居酒屋だ。

インパクト抜群の
ネーミングとは?


通行人に“ストレートに訴える系”のネーミングもある。
『お好み焼き酒場 ねぇよってやん エリカ』
『ちょっと寄ってけ バカ野郎』というお店も。
上から目線のネーミングは、果たしてどれだけ効果があるのだろうか? 
しかしインパクトは抜群!

最後に“よく分からない系”の店名を。
『コミックバー はき駄め』は自虐ネーミングか。
『くそオヤジの最後のひとふり』は、あさりラーメンなど魚介系ラーメンで有名なお店。
『居酒屋 借金ギョーザ』は意味不明。
借金をしてでも食べたいほどおいしい餃子という意味なのか、それとも借金をしてお店を開店したのか……。

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