自分と向き合うための質問を持とう
リーダーシップの武器は自分自身であり、リーダーシップのアートを習得するとは、すなわち自分について学ぶことである。
~『リーダーシップ・チャレンジ 12章 だれでもすばらしいリーダーになれる』 より~
リーダーシップについて、巨人の肩に乗りながらなんとか学びを得ようとしていますが、当然のことながら、知識を得ただけではリーダーシップを体得したとは言えません。日常での実践表現こそがリーダーシップだからです。
リーダーシップは常に実践として発揮されるので、一度できたからといって後は大丈夫というものでもありません。常にできているかどうかの確認を怠ることはできません。最適への飽くなき追及が続きます。
そんな道を歩む上で、自分と向き合う時間は不可欠です。そしてその時間を有効に使うためにも、良い質問の力を借りるのが効果的です。自分を正しい道に引き戻してくれる、そんなコーチと呼べる質問を是非みつけたいです。「リーダーシップ・チャレンジ」に登場する自分と向き合うための質問をこちらでご紹介します。
・自分の判断や行動の指針となる価値観は何か?
・組織のためにメンバーがどんな行動をとるのが正しいと思うか?
・リーダーとしての自分の長所と短所は何か?
・リーダーとしての自己評価と他者の評価は一致しているか
・組織を前進させる能力を向上させるためには、何が必要か
・次の10年間にこの組織はどこへ向かうべきか
・自分以外の人々は、未来に向けた共通のビジョンについてどこまではっきり理解しているか?
・組織の中で起きていることと、組織を取り巻く世界について、自分はどこまで理解しているか?
・自分たちが直面する難問は何か?それにどこまで対応する備えがあるか?
・組織が抱える複雑な問題に対処するために、自分はどこまで準備しているか?
・先の見えない逆風の中で、何が自分に前進する勇気を与えてくれるか?
・失望、失敗、障害に自分はどう対処するか?
・あきらめない理由は何か?
・自分と周囲の人々の関係はどれだけ強固か?
・メンバーはどれだけ自分を信頼しているかどれだけお互いを信頼しているか?
・自分を奮い立たせ励ますにはどうしたら良いか?
・自分が他者の功績を認め、感謝を表しているか?
・自分と他者の中で希望を抱き続けるにはどうしたら良いか?
・今この瞬間、自分がリーダーとして適任か。それはなぜか?
いかがでしょうか?気に入った質問はありましたか?
この中から選ばなくても勿論いいのですが、自分にとって手触り感のよい質問を持ち、日常的に自分に問いかけてみましょう。
ちなみに私はこの質問が好きです。
「自分は周りにどんなインパクトを起こせるだろうか?」
自分には何ができるか?それに関わることでどんな違いを起こせるのか?
それを自分のリーダーシップの目安にしています。
あなたはどんな質問を自らの糧にしますか?
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以上、自分と向き合うための質問について考えてみました。よろしければ皆さんのご意見も聞かせてください。
このnoteが皆さまのリーダーシップ向上に貢献できれば幸いです。
このnoteは?
リーダーシップに関する世界的なベストセラーである「リーダーシップ・チャレンジ」を読み進めながら、リーダーシップを「自ら実践するために学ぶ」べく、そのヒントを綴っていきます。
これまでのnoteはこちらのマガジンをご覧ください。
『リーダーシップ・チャレンジ』が示す「模範的リーダーシップの5つの実践と10の原則」
模範となる
1.自分の言葉で語り、共通の理想を確認することで、価値観を明らかにする
2.共通の価値観に従って行動することで、手本を示す
共通のビジョンを呼び起こす
3.心躍るような崇高な可能性を想像し、未来を描く
4.共通の夢に訴えて、人々を引き入れる
プロセスに挑戦する
5.自発的に行動し、革新的な改善策を外部に求めることで、チャンスを模索する
6.小さな勝利を積み重ね、経験から学ぶことで、実践しながらリスクをとる
人々を行動にかりたてる
7.信頼を築き、絆を強めることで協働を育む
8.意思決定の権限を与えることで、人々の能力を高める
心から励ます
9.卓越した成果を褒め、貢献を認める
10.共同体精神をつくりだし、その価値と勝利を讃える
「#毎日リーダーシップ」とは?
みんながリーダーシップの本質を知り、何らかの領域でリーダーシップを発揮できるようになれたら最高だなと思い、日々学んだり考えたことをこのハッシュタグ「#毎日リーダーシップ」でつぶやいています。良ければフォローしてみてくださいね。