最適な部下の人数
マネジャーは6人から8人の部下、あるいはそれに相当する人を持つように心がけるべきである。
「『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』 第2部 経営管理(マネジメント)はチーム・ゲームである」より
ミドルマネジャーのための不朽の教科書と言える「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」を元に、マネジメント/リーダーシップを考えていく連続投稿シリーズ第7回目です。過去分は以下のマガジンをご覧ください。
最適な部下の人数
マネジャーのレバレッジ(テコ作用)効果を左右する要素として、部下の人数があります。少ないとレバレッジは効きませんし、多すぎても影響を与えにくくなります。
ずばり本書では、「6~8人が最適」だと指摘しています。その根拠は「一人あたりのフォローに割ける時間は週に半日程度が適当」という基準からきています。それ以上でも以下でも、余計な干渉やモニタリング不足に陥るということでした。
特に兼務の場合の考え方は参考になりました。図を本書より引用します。
実際まだ小~中規模の組織の場合、すべてのライン階層ごとに適した管理職を置くことは、人材層の観点でも難しいのが実情です。縦の兼任を行った場合に、配下の部下が何名になるのか?というのを考えて、兼任をうまく活用してマネジメントラインを設計することは重要ですね。
プレイングマネジャーだとどうか?
ちなみにキングダムでは、五人組の「伍」が一つの単位です。伍長は自ら闘いながら、4名の部下の面倒を見ることになります。自身も1兵士として戦う前提になると、4名ぐらいが限界なのかもしれません。
キングダム5巻49話より引用
組織やチームを考える際は、役割や技能の観点でくくられることが多いですが、人数という制約は、レバレッジ(テコ作用)の最大化を図る上で極めて重要な要素です。体制を考慮する時の参考にしたいですね。
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以上、書籍「HIGH OUTPUT MANAGEMENT」から、レバレッジを活かす最適な部下の人数について考えてみました。
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(アイキャッチ画像:https://unsplash.com/)
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