三十路独女がBTSに猛スピードで沼落ちした話
人生34年目にして「アイドル沼落ち」を初体験し、ARMYになって早くも3年。アイドルは10〜20代の女の子が好きになるものだと思っていた私が、BTS沼から抜け出せなくなるまでを10000%の自己満足で書きました。
BTS愛を思う存分に叫ばせてください。これを読んでいるARMYのあなた、分かち合いましょう。ちょっと気になるそこのあなた、これからハマってくれたら嬉しいです。
何やらすごいらしい、弾を防ぐ少年団
彼らを知るきっかけは、数年前に韓国に嫁いだ高校の友人。
音楽も続けず、仕事も何事も続かない、泣き虫だった彼女がK-POPにハマり、自力で韓国語を覚えて現地のコンサートに行き続けた結果、韓国人の彼氏ができて結婚に至る、というシンデレラストーリーの主人公だ。
数年前に彼女から初めて『防弾少年団』という奇妙な名前を聞いたときは
「なにそのネーミング!弾を防ぐ少年団って何wwwww」
と爆笑したし、カラーギャングのような出で立ちは絶対に売れなさそうだとすら思っていた。
今ではその弾を防ぐ少年団がBTS(※)と呼ばれ、世界中で爆発的人気を博し、 Billboardではトップに君臨し、国内外で数々の賞を受賞し、音楽の登竜門グラミー賞にノミネートされたとニュースで知る。
よく耳にしていたDynamiteは欧米アーティストのディスコポップチューンだと思い込んでいたが、彼らの曲だった。
※防弾少年団の韓国語読み、BangTan Sonyeondanの略で、Beyond The Scene「現実に安住することなく、夢に向かって絶えず成長する青春」という意味が加えられています!(早口)
5秒で沼に片足を突っ込んだ
グラミー賞ノミネートのニュースが飛び交っていた頃『BTSの練習動画のクオリティが高すぎる』と発見。興味本位で再生した5秒後、K-POPに対する薄っぺらい概念は大きな音を立てて崩れ落ち、韓国に向かって土下座したくなった。
デビューして1年も経っていない頃のBoy In Luv。
クラシック以外のパフォーマンス、それも動画で鳥肌がたったのは初めて。
7人で踊っているのに足音はほぼひとつ。動作のタイミングや角度、ジャンプの高さもほぼ一緒。恐ろしささえ感じるほどのクオリティに、気付いたら他の練習動画やMVを検索していたほど、すっかり魅了されていた。
今ではダンプラ(ダンスプラクティス)ならこれ!と人に語れるようになったくらいは見尽くしました。
やっぱりさ、MicDrop・ON・Run BTSが最高にカッコいいよね…
顔と名前、プロフィールをインプット
新曲Butterがリリースされた頃、日本の音楽番組にリモート出演すると分かり、パフォーマンスを追い始める。が、メンバーの顔と名前の区別は全然つかない。
ここで頼るべきはWikipedia先生やGoogle先生。
膨大な知識量を持つ先生方が、メンバーみんなが個性的。自分たちで作詞作曲にも関わっているなどたくさん教えてくれた。
V(ヴィ)とJUNGKOOK(ジョングク)の2人が世界一のイケメンに輝いたメンバーとのこと。
「そんな高レベルなイケメンいたっけ?」と画像検索。
あまりイケメンに興味がない私ですら、顔面偏差値の高さに度肝を抜かれる。カラコンやメイクをしているとはいえ、イケメンにもほどがある。
どんなキャラクターなのか、2人のプロフィールもしっかりインプット。
2人はとても仲良しで日本ではググテテ(またはグテ)、海外ではTaekookと呼ばれているとか。イケメン2人の熱い友情…推せる。
同時に他5人の名前とプロフィールもしっかりインプット。
こうして書いてみると、なんとも個性に溢れた7人。
全員の見分けがつくようになった頃にはすっかりテテのイケメン×天然さんにハマり、いつの間にか「私はテテペン(※)です」と豪語するようになった。
※ペン=韓国語でファン
パフォーマンス映像で底なし沼へまっしぐら
沼落ちして約3ヶ月。配信サービスでBTSのコンサートやドキュメンタリーなどを見始める。
約1年半かけて行われ、全公演累計200万人超を動員したという、2019年のBTS World Tour:Love Yourselを一通り鑑賞。
セットの精密な作りや壮大な演出。ハイブランドの衣装やアクセサリーに身を包んだメンバー。呼吸すら忘れるほど見入ってしまうパフォーマンス。
公式ペンライトのアミボムで星空のようにキラキラした客席からの「黄色い」を通り越して地鳴りのような老若男女(マジで下は幼稚園児から上は90歳超えまで)の声援。
ヨーロッパやアメリカなどの海外公演は、慣れない韓国語でARMYたちが彼らと一緒に歌ったり、お手製のポップを掲げながら叫びまくるという、言語を超えて楽しむ姿に圧倒させられる。約3時間半の公演はあっという間。
BTSとARMYの相乗効果は他のグループにはあまり見られない気がする。
私はこの段階で、曲のイントロで定番の
キム・ナムジュン!キム・ソクジン!ミン・ユンギ!チョン・ホソク!パク・ジミン!キム・テヒョン!チョン・ジョングク!BTS!!
のコールができるようになりました。
ツアーに密着取材したドキュメンタリーシリーズも、彼らのプロ意識の高さが分かる。
公演までの準備過程、各地を回ってメンバーがどう感じているか、ツアー先で起こった出来事が隠すことなく映し出されている。
開始直前にパフォーマンスについて喧嘩する姿や、舞台からはけた直後に倒れ込んで酸素吸入している姿、満足のいくパフォーマンスができずに号泣したり…
今では世界一過酷な億万長者と称されるセレブになってもなお「自分たちのチケットは安くない」「公演のために朝から並んでいるファンがいる」と自覚して、最高のパフォーマンスを常に届けようと奮闘する姿に尊敬。
彼らのステージを何度観ても飽きない秘訣は、壮絶な努力と全力で挑む姿にあるっ…!
その後もコンサート映像や授賞式のパフォーマンスを見漁って、深い深い底なし沼から抜け出せなくなった。水面ってなんですか?
今はソロ活動にも注力しているので、個々の活動にもガッツリと注目していきたい。
実は「お笑い少年団」でもある
毎日1回はBTSを補給するレベルに到達。
BTSのバラエティ番組『走れバンタン(タリョラバンタン、略してタルバン)』にも手を出し始めた。
タルバンはゲストなしの体当たり企画がほとんど。MCなどもすべて自分たちで持ち回り。
奇行や変顔、絶叫は当たり前。ヘアセットやメイクが崩れてもおかまいなし。そこでファンからつけられたあだ名が「お笑い少年団」。
あんなすごいパフォーマンスをしている人と同一人物とは思えないほど、身体を張って挑む姿は何度見てもお笑い番組よりも大笑いしてしまう。
兵役などが終わって、また7人で再開するタルバンが楽しみで仕方ない。
韓国では配信動画の二次利用が認められているらしく、ファンの方がYouTubeなどに切り取り動画をたくさんあげているので、思い切り爆笑したい皆さんにオススメしたい。
イヤホンガンガンゲームと水上アスレチック、料理回は神回。
このあたりから「私はテテペンです」から「私はテテ寄りのオルペン(※)です」と言うようになる。
※オルペン:全員のファン
マネしたくなるファッションセンス
2021年にはLouis VuittonのグローバルアンバサダーになったBTS。今では個人でアンバサダー就任をする機会も増えてきている。
衣装もVuittonを始め、GUCCI・CHANEL・GIVENCHY・Saint Laurent・BALENCIAGA・PRADA・CELINE・DIOR…とハイブランド揃い。衣装は1人1着あたり100万前後と言われているそう。
私服でもハイブランドのアイテムを愛用していることが多いものの、さりげないアイテムの取り入れ方が男女ともに参考になること間違いなし!
実はリーズナブルな韓国ブランドやH&M、ZARAなどのファストファッションも多く愛用していたりする。1万円以内で購入できるアイテムも。
といかく全員がハイセンスなオシャレさん。
海外へ出国する際や帰国時の「空港ファッション」がとーーーっても参考になります。女子でもマネできるアイテムやコーディネートも満載。
最近では「これテテが着てそう」「ジミン氏がこういうの着てた」と自分のファッションにすらBTS流を取り入れている私。
キレイめならV・ジミン、ストリート系ならJ-HOPE・SUGA・JUNGKOOK、ちょっと大人っぽいのはRM、ナチュラル系はJINが参考になる。
BTSが身に付けているもののブランドや価格をアップしているTwitterアカウントまで登場しているほど。
お値段に関わらず、彼らが身につけたアイテムが完売したり品薄になってしまう現象にはびっくり。
もしBTSが私の大好きなVivienne WestwoodやCALVIN KLEINを着たら…と思うと嬉しい反面、考えたくなくなるくらいには、瞬殺で売れたり値段が上がったりするのです…(白目)
グクがCALVIN KLEINのアンバサダーになったときは、リアルに「カッコいい!でも買えなくなるからやめて…!」と声が出たくらいには焦った。
まだまだ語り尽くせない彼らの魅力
ファンプラットフォームのWeverseで生配信している通称「Wラ」も彼らの素顔などが見れてとても楽しいし、有料コンテンツのIn The SoopとかBon Boyageも楽しいし、グッズもセンスいいし、写真集は美しいし…
とまだまだ全然語り尽くせない魅力がたくさんあるBTS。
メンバーそれぞれが志向は違えど、アートや芸術、ファッション、日本のアニメなどに興味があったり、クラシック音楽が好きなところもすごく親近感がわいて、余計にガッツリ沼落ちした要因になっていたりもする。
実際はどこにでもいる20〜30代の成人男性な姿を見るとホッとするし、会ったことも見たこともない世界的アイドルなのに、なぜか昔から知っている友達のような感覚にさえさせてくれる、BTSの最大の魅力は人間味なんだと思う。
きっと私はこれからも飽きることなく推していくし、布教しまくるでしょう。
最後まで読んでくれたあなたもきっと、BTSの沼にハマること間違いなしなので、まずは公式YouTubeで動画を見るところから始めてみてください…!
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