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【現代3種類の生き方】ビジネスパーソン(プラットフォーマー)、職人(コンテンツ提供者)、芸術家(外部)

現代に生きるなら、ビジネスパーソンか、職人か、芸術家のどれかにを軸に生きることになる。それぞれ、プラットフォーマー、コンテンツ提供者、そしてその外部、と言い換えることもできる。

①ビジネスパーソンとしてプラットフォーマー

ビジネスとは、経済合理性が全ての身も蓋もないものだ。社会の安心・安全・便利・快適という価値を言語化し、商品やサービスに規格化し、安定した品質で生産し続ける機械である。

こういうビジネスが扱うべきは、基本的に全てプラットフォームを作るということに集約される。GAFAMなどが有名だが、基本的にはあらゆるビジネスはプラットフォームになることを志向している。

どういうことか?

プラットフォームとはなにか?色々な定義があるが、IT的な意味合いが中心になるのではないか?

プラットフォーム(platform)とは、サービスやシステム、ソフトウェアを提供・カスタマイズ・運営するために必要な「共通の土台(基盤)となる標準環境」

引用元

つまり、プラットフォーム上でなにか中身(コンテンツ)が価値を提供することが前提にあり、プラットフォームはその中身の形式を標準化する環境だ。

iPhoneであれば、様々なアプリという創造物の形式が規定している。あの画面で、あのインターフェイスでコンテンツを提供する必要がある。マイクロソフトは、windowsという土台を提供し、さらに自身でその中身であるword, excelなどのコンテンツもある。

Facebookは、コミュニケーションの標準規格を提供しているが、中身は友達との会話や近況情報だ。Googleも検索システムを提供しているが、検索して見つかる中身(コンテンツ)は、無数の人や組織が生み出した情報や創作物である。

プラットフォームの価値は、コンテンツを規格化して、流通しやすくすることだ。消費者に、どういうものかという大枠での理解をあたえ、集客をかそくさせる。コンテンツ提供者はその規格に合わせることで不自由にはなるが、多くの人に提供する可能性が拓ける。

最近の日本のスタートアップで出てきているのもプラットフォーム志向だ。先日180億円のデットファイナンスをしたタイミーは、仕事や人材の規格化だし、日本だと最も勢いがあるといってもいいANYCOLORだって、vtuberの規格化だ。

あらゆるものが規格化され、標準化が進む。

こうしたプラットフォーマー化を推し進めるあらゆる人間は、ビジネスパーソンといえる。そこになにも芸術性はない。ただ、安心・安全・便利・快適の価値を誰よりも早く見出し、言語化し、大量生産できるような標準化をする。

②職人としてコンテンツ提供者

2つ目の生き方は、プラットフォームの上で何かを提供するコンテンツ提供者である。これは職人と呼ぶことができる。こちらは、中身であるコンテンツを創造する。ユーザーが消費する最終消費財ともいえる。なので、本質的に一番価値がある。
(プラットフォームは最終消費者に直接的に価値は提供していないが、コンテンツ提供者と消費者をつなぐ利便性を提供している)

学校の先生、料理人、車を製造する工場労働者やその設計士、You Tuber、語学教師、マッサージ師、パーソナルトレーナー、などなど。

App Storeでゲームを提供するのもそうだ。

また、以下のようないわゆるエッセンシャルワーカーはすべてコンテンツ提供者といえる。

医療・介護関係者
公務員
小売・販売業者
農業関係者
運輸業者
教育、保育関係者
インフラ事業者

このように、コンテンツといっても、動画作品やゲームの作品のようなものではなく、実際に最終消費者に価値を創造する人はすべてコンテンツ提供者。彼らは、経験を積み、その提供価値を増大させるために切磋琢磨する職人である。

③外部を扱う芸術家

最後は、上記の1と2の外部を扱う芸術家だ。

ただ、名刺に「芸術家」「アーティスト」と書いてあっても、それはおうおうにして職人だ。ビジネスとしての芸術家は、芸術家ではなく、職人になる。村上隆さんのような顧客目線の制作者は明らかな職人だろう。

では、本当の芸術家とはなにか?

それは、上述のようなプラットフォーマーと職人の枠組みに収まらず、その外の世界に足を踏み入れて活動する人すべてだ。

大学で、哲学や芸術をやっているのであれば、それも基本的には職人なのだ。

しかし、どんな人でも、ある部分は芸術家である可能性もある。

どういうことか?

それは、値段がつく行為かどうか、ということになる。

どんなものにも値段をつけようとすればつけれてしまうので、より厳密に言うなら、創作者が、お金の対価やリターンを全く意識していないという「動機」が判断軸になる。

こうするとハードルが高いようで、逆に多くの人が日常的に行っているようなこもあるだろう。趣味で絵を書くとか、カフェでぼーっとしながら、世界や人生に考えてみて言語化してみるとか。

3つの生き方のどれを軸にするか?

ということで、われわれが生きている上で行う活動を3種類にわけてみた。
誰しもこの3つ全てを行っているだろうが、その軸となるものがどれかで、その人の生き方の大半が決まってくるだろう。

ビジネスパーソン(プラットフォーマー)の代表者は、それこそAppleやFacebook、TESLAなどで働く人々だ。

職人の代表といえば、大学の哲学教授、私がやっている中国語コーチなどもそうだろう。マッサージ師、アニメーター、ゲームプロデューサーなどなど。たくさんいる。

芸術家だけの人は、グローバル資本主義においていないだろう。昔でいえば、山ごもりして思想に耽けたニーチェみたいな存在だ。何かしらお金を稼がなければいけないので。ハリーポッターの著者は生活保護受給中に、ハリーポッターを書いたのでこれはお金の見返りを想定していなければ芸術といえるかもしれない。

また、多くの人が仕事とは別に行っている創造は芸術である。私がこうして、見返りなくブログで思考をまとめているのも芸術といえるだろう。

私、個人としては職人を軸にして、芸術的な活動をできるだけやっていきたいと思っている。


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