中国語をHSK6級合格レベル以後も学習を続ける人の分類

語学検定の有益な機能は基本的には2つだと思います。

1.中国語を“使える”ようになるためのマイルストーンとして。学習のリズムを作るための目標。

2.対外的に自分の語学力を証明するため

なので、一般的には語学検定の最上級レベルに到達すればもう検定のための勉強というのは必要なくなります。中国語でいえばHSK6級7割(?)中国語検定準1くらいでしょうか。

そこに到達した後でも学習する場合の動機はなんでしょうか。少し考えてみてブレスト的に出してみます。

①何かの手段(ビジネス)として中国語をより高めたいが、やり方がわからないので、とりあえず語学検定で上を目指す
②通訳になるために中国語をより高めたいが、やり方がわからないので、とりあえず語学検定で上を目指す
③翻訳家になるために中国語をより高めたいが、やり方がわからないので、とりあえず語学検定で上を目指す
④資格試験のために中国語をより高めたい
⑤中国語を教えるために中国語をより高めたいが、やり方がわからないので、とりあえず語学検定で上を目指す

ということで、結局「やり方がわからないので、とりあえず語学検定で上を目指す」ということですね。検定マニアというのもありますが少数でしょう。

なぜやり方が分からないかというと、実際に必要になる場面がないからであることが多いのではないでしょうか。多くの人が将来ビジネスで使いたいからみたいに「準備ー本番」図式で学んでいます。これだと、具体的な使用場面がなく、どうしても漠然と「とりあえず中国語力を将来のために高めよう」となり、語学検定に向かいます。

悪くはないですが、その「本番」はいつくるのかはわかりません。HSK6級合格くらいまで到達しているなら、あとは実際に必要になってから目標を具体的にして取り組むほうが効率的でしょう。

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