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「亜インテリ」だけが社会を良い方向に導ける

亜インテリとは、丸山眞男が提唱した語らしいが、おもしろい概念だ。

つまり、資本主義で成功した経営者や、政治家、など社会的な地位が上になればなるほど、影響力が強くなる一方で、マクロな権力に忖度せざるを得なくなり、そもそも論的な正義を貫くことができない。

一方で、平均的、あるいは平均以下の労働者階級のような人々は、誰かに忖度する必要はそんなにないが、仮にいくら賢く有能で、ビジョンがあっても社会的な影響力がなさすぎる。

そこで、亜インテリといわれるような、学校教員や中小企業の経営者、個人事業主などは、影響力もそこそこあり(人によるが)、かつ、権力に忖度しなくても独立して(程度はあるが)サバイブすることができる。

この亜インテリたちだけが、活発に、教養を発揮し、社会を良い方向に導くことができる。

のではないか?


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